第四話Fight against time(時間との戦い)

セルリアンハンターズの車は突如発生した 大型トラック型セルリアンを追い、セルリアンが街へ侵攻するの阻止しようとしていた…


ジャパリパークコゴク地方森林地帯

コン達は大型トラック型セルリアンにだいぶ

近づいていた。

「よし奴は今スピードを落としてる、

リカオン、ヒグマ、キンシコウは足が俺達よりも速いから降りて直接攻撃してくれ」

「オーダー了解です」

「でもコンはどうするんだ?流石に三人だけ

はキツいぞ」

ヒグマが車のドアに手をかけながら聞いた

「勿論俺とメガネも戦う、と言うか援護する

まず、お前たちが攻撃する、そうするとまた

さっきのように全速力で正面に突っ込んで来る筈だ、そこでその進行ルートに俺と   メガネが車と共に奇襲する、これで    ギリギリ間に合う筈だ、解ったか?」

リカオン、キンシコウ、ヒグマは頷き

セルリアンの方向や走って行った。

「君もいつも無理ばっかりするね…本当は

セルリアンを迎え撃つ役割の方がフレンズに

的確なのに…あえて危ない橋を渡るのかい?」

メガネが車が走り出した途端に呟いた

「一度フレンズを見捨てた、その自分勝手な罪滅ぼしだ」

コンはブーニーハットを深く被り直し

ハンドルを強く握り直した。


数分後…コン達は定位置に着いたとほぼ同時にリカオンからセルリアンが高速でコン達に向かっていったと通信が入った、次第に

森の木々が揺れ、大地が振動し始めた。

「よし!見えた!」

コンが目視でセルリアン確認し、メガネと共に茂みから車をセルリアンの進行方向に 

止めた、セルリアンは予想外の障害物に驚き右へ急カーブしようとしたがトラックの  機動力はたかが知れてる、セルリアンは

そのまま横倒しに倒れ木に衝突した。

「よし、後は石を探し壊すだけだな」

とコンはセルリアンにゆっくり近づいて  いった、その間メガネが

「セルリアンは無力化したよ、こっちに来て、車に乗る準備をしておいてねオーバー」

と、リカオン達に通信を入れた、    30秒後リカオン達は車に到着した。

「後は石を探し割るだけなんだけど…石が

見当たらん」

とコンはぼやきながらセルリアントラックの運転席のドアを開けた、その瞬間だった。

大量の黒い小型のセルリアンがコンテナから

わらわらと出て来たのだ。

一同は『!!』となり、一斉に黒い    セルリアンに飛び込んでいった。

しかし、黒セルリアンは固くヒグマ達の攻撃は一向に通らなかった。

「24…26…クソっ!28体も黒いセルリアンがこんなの俺達じゃ抑えきれない!」

コンは黒セルリアンをナイフで弾き返し  ながら悪態をついた。

その瞬間だった、黒セルリアンがリカオン

目掛けて飛んで来たのだ

「リカオン!危ない!」

ヒグマがリカオンの危険を察知し、リカオンをかばった。

黒セルリアンがヒグマに衝突する寸前に

何かが燃える匂いと轟音と共に

吹っ飛びバラバラに砕けた、その瞬間に

コンが剥き出しになった石にナイフを刺した

「大丈夫か?ヒグマ、リカオン」

コンは上着に隠れていた腰のホルスターに

セルリアンの色をやや強めたような色のM66

マグナムに近い銃を納め再び上着で隠した。

「い、今のは何だ?コン…」

ヒグマは何処かその音と匂いに嫌悪感を  覚えた。

「対変異型特定特殊生物専用拳銃の試験版

だ、詳しくは今は言わんが後でみっちりと 説明してやる、さあ!それよりも先に

残りのセルリアンを倒すぞ!」

ハンターズは皆で黒セルリアンに飛び込んで

いった。

パッカーン パッカーン   パッカーン

「よし…これで最後か…多過ぎだろ…」

コンが地面に仰向けに倒れた

「流石にあの量はキツいっすよ…」

リカオンは近くの木に寄りかかった

「えー本部本部セルリアン駆除成功これより

帰還するオーバー」

メガネが本部に連絡を入れていた

「ヒグマ、お疲れ様」

キンシコウはヒグマに水を差しだしていた

「ありがとうキンシコウゴクゴク」

ヒグマは水を一気に飲み干した

「さぁて仕事も済んだし帰って休むか…」

コンはゆっくりと起き上がり伸びをしてから

言った。

「ちょっと待ってくれ」

ヒグマがコンの肩に手を置きながら言った

「あー…何となく想像が着いた、例の拳銃の事だろう?」

ヒグマは無言で頷いた

「それは基地に帰ってからの方が良いよ、 かなり長くなるしね」

メガネがトランシーバーをしまいながら

ヒグマに呼びかけた

「まあ、基地に着くまで起きてられるかなぁ?」

コンが不気味な笑顔で車の鍵を開けて

ドアを開いた。

~車内にて~

ヒグマ(-_-)zzzスャァ

キンシコウ(-_-)zzzスャァ

リカオン(-_-)zzzスャァ

「…全員後部座席で寝てる…」

コンが助手席に目をやると

メガネ(-_-)zzzスャァ

「…お前もかよ」

ヒグマ達は後部座席でお互いの肩に頭を乗せて寝ていた。

「可愛い奴らだ、ヒグマとかは普段クールな奴だからなおさら寝顔が可愛いく見えるな…」

しかし、しばらく後部座席に目をやっていたので…

「…さーて安全運tアーーーー!!!」

キイイイイイイイイ

車が木にぶつかりかけました。


よそ見運転は止めようね!


次回Sand star high(サンドスター)


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