封印編 第2章 第1話 第4の女神

ミミを虚無邸に連れて帰ってから数日後、次の情報が得られたらしく全員を大広間に呼び出すエクスバース。エクスバースは現状を話した。

「次の第4の虚無の女神は少し厄介なんだ。」

全員…いや事情を知っているミナ、有間、ミミ以外が驚く。エクスバースは付け加えて言う。

「その子は実は死んでいる。だが最近になって生きているそれらしい存在が明らかになった。」

先ほどと同じメンバーがさらに驚く。有間が続ける。

「問題の方だが、仲間に入れることは簡単だ。しかし、彼女の遺した刀にも虚無の力が宿っていて、それを他の人に渡らないよう守りたい。」

ミミが言った。

「4番目は…私のお姉ちゃんだよ…。名前は…思い出せない。」

驚いたメンバー全員の頭が混乱した。有間だけは別の点に疑問を持ったが、すぐにエクスバースが話し始めた。

「それとミミの状況だが、持っていたぬいぐるみと完全に融合してしまっていて記憶が混同している。だが、4番目が姉というのは間違いない。私の調べだと3,4、5番目は姉妹らしいからな。」

そして、ミナが話した。

「まぁ、とりあえずその子を保護し、刀も守る。それだけだ。あと付け加えるが、今回は有間とエクスバースが嫌な予感がするって言うから、私もついて行く。なぜだか行かなければならない気がする。」

メンバーは前回の4人に加え、ミナとミミを入れた6人で行くことになった。


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