第3幕 プロローグ
未離は突然こんなことを聞いた。
「ねぇ、元虚無の女神で今でも存在しているのってミナちゃんだけなの?」
エクスバースとミナは一瞬キョトンとした。ミナが答える。
「俺た…いや私以前の代は私自身が死んだことを確認したからな、恐らく存在していないだろう。」
エクスバースはミナに続けて言う。
「まぁ、私もそれ以前の虚無の女神は初代と2代目以外の消息が掴めているが、一体そんなこと聞いてどうするんだ?あとミナ、女神になる前が男だったのは知っているが、一人称は揃えろ。」
ミナがすまんと言っている中、未離は答える。
「あのね、私たちが作り上げた虚無の女神のせいでミナちゃんだけでなく色んな人が大変な目にあったと思うの。だから、その人たちにもこの幸せな生活を送って欲しいなあと思って。」
エクスバースは言う。
「有間に許可を取るとオリジナル相手には確実にyesと言うからな…。私たちの方に来たのは進歩といえるな。よし、特別に色々調べてやろう。」
未離は答える。
「ありがとう。」
これがきっかけになり、最悪の事態が発生することを彼女たちは知らなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます