第8話 VMの正体は?
「アハッ! アハッ! アハッ! アハッ! アハッ! アハッ! アハッ! アハッ! アハッ! アハッ! アハッ! アハッ! アハッ! アハッ! 」
指パッチンで生命のウイルスを飛ばしまくり姉の真理亜はウイルスモンスターを除菌しまくっていた。
「完全に悪乗りしてるわ。お姉ちゃんとコロナちゃん。」
ここで整理しよう。コロナちゃんは元々は新型コロナウイルスだったが、真理亜と楓の姉妹を思いあう心がウイルスを突然変異され、ウイルスに効く万能な抗体が真理亜の体の中でワクチンを作るのだ。
「楓をウイルスから救って見せる!」
しかし妹の楓には真理亜のワクチンは効かない。真理亜は楓に効くワクチンを見つけるために戦い続ける。
「指パッチン! ワクチン乱れ打ち! 私がウイルスを除菌する! アハッ! アハッ! アハッ! アハッ! アハッ! アハッ! アハッ! アハッ!」
楽しくて手を緩めない真理亜はウイルスのワクチンを出しまくる。
「ギャアアアアアアー!」
人々を観戦の魔の手で襲うウイルスモンスターたちを倒していく。
「くらえ! ウイルス! ケケケの鬼太郎大先輩、湯湯白書パイセン、使わせてもらいます! 指鉄砲! ドキューン!」
例えをヒット作二つ書くことでパクリではなくリスペクトと主張する。人差し指にワクチンを集中させ、強力なワクチンを放つ!
「ギャアアアアアアー!」
渋谷のスクランブル交差点に現れたウイルスモンスターたちを一撃で仕留める。
「快感! 気持ちよかった! アハッ!」
これで全てが終わったと思った時だった。
「ウワアアアアアアアー!?」
「なに!? 人間が・・・・・・人間がウイルスモンスターに変わっていく!?」
一掃した後に新たにウイルスモンスターが現れた。しかもウイルスモンスターの正体は、人間であった。
「ちょっと待ってよ!? どういうこと!? ウイルスモンスターの正体は・・・・・・人間なの!?」
真理亜は動揺が隠し切れない。
「そうよ。ウイルスモンスターの正体は人間よ。ウイルスに感染した人間が突然変異でモンスターになってしまうのよ。」
「ちょっと先に言ってよ!? 私、人を殺しちゃったじゃない!? 楓!? ごめんなさい!? お姉ちゃんは人殺しで刑務所に入ることになるわ!? ウエーン!」
「出所するの待ってるね。お姉ちゃん、しっかり罪を償ってくるんだよ。シクシク。」
涙の姉妹の永遠の別れである。
「大丈夫よ。人間はウイルスにモンスターになったら死んでるから。」
コロナちゃんが助け舟を出す。
「なんだー! それを早く言ってよ! アハッ!」
「立ち直り早!?」
「それがお姉ちゃんの取り柄です。ペコッ。」
良く出来た妹。
「やってやろうじゃない! 私がウイルスを除菌する! アハッ!」
真理亜とウイルスとの戦いは続く。
つづく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。