タイトルは最後に

最近僕は、早起きだ。






目覚ましを止め、静まりかえった廊下にでる一階にある洗面所で顔を洗い歯を磨く。






牛乳を一杯飲んで、あったらパンをほおばる、なければ近くのコンビニでお握りを買い駅へむかう。






一年から入っているバスケ部で最近朝練が流行りだした、別に試合が近いわけでも、レギュラー決めがあるわけでもない、自然と朝集まり始めたのだ、昔から朝練をしていた先輩のもとに。






最初の頃は、朝早い電車で始発だったわけではない、朝練の日数を重ねるうちに、皆が段々と早くなり、最近では始発でなければ皆と同じ時間に着けなかった。






「よう、おはよう村上。」






「おはようございます先輩。」






「おう、二番のりだな村上。」






「どうも、先輩はずるいですよ歩いてこれる距離だから、電車の僕は、この時間が精一杯ですよ。」






「あはは、だから俺は遅かったなんて言ってないだろう?


それに、後輩たちが俺にあわせて朝練に出てくれてるだけで嬉しいしな。」






「どうもっす。」

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