第2話 接触

-太陽系(せかいの中の1つ)-


地球、太陽系で唯一生命が存在すことが可能な惑星、液体の水があり、オゾン層により適度な温度を保ち、恒星が遠くもなく近くもない絶妙な位置にある。このような奇跡がいくつも重なり生まれた星が今の地球、太陽系で唯一生命が存在する惑星だ、しかしこれは太陽系だけを見た時の話だ、他の惑星にも同じ条件を満たしたものが存し、同じように生命が存在するはずだ。この物語は地球と、地球にあまりにも似た惑星との間の戦いに翻弄されていく人々の物語である。


-始まりは唐突に-


地球がひとつの国として統一化され協商と呼ばれるようになって、一世紀半がたった、人類は火星そして月の移住に成功し。それにより地球協商は宇宙空間の治安維持のため、宇宙警ら隊と言う名前の組織を設立した、その組織は統一歴164年に、地球協商宇宙軍と言う名前に変わり治安維持を続けている。

だが統一歴186年7月10日0950治安を維持する為の組織が戦争をする組織へと変わり果てた。

統一歴186年7月10日0900火星空域D-3J地球協商宇宙軍所属第一艦隊旗艦アドミラル・クズネツォフ級航空母艦一番艦アドミラル・クズネツォフのブリッジ今、艦内には第7号警告を伝える警報が鳴り響いている、空域に居る全ての地球協商艦が円の形を作り出す、陣形が完成した、その直後目の前の空域に突如として現れた磁場の歪みが大きくなり始めた。

「前方の磁場急速に拡大しています!」

少しの間拡大を続けた磁場の空域は拡大が終わると発光し始めた。

「なんだあれ」

「何が起こってやがる」

艦内のクルーたちは動揺していた

その光は数秒ほど激しく輝きながら発光し続け

「レーダーに艦あり」

「なんだと」

その会話の直後光は収まったそれと同時に磁場は消え去りそこには見た事ない艦(ふね)が並んでいた。

「なんだあの艦、主砲みたいなのがついているが」

「敵艦より高濃度の粒子加速のエネルギー反応です」

その言葉を聞いてからの動きは素早かった

「全艦、アンチ素粒子装置起動それと並びに対艦対BB戦闘用意」

その言葉とともの協商軍の艦(ふね)全てが淡い青色に発光した、そして謎の敵艦の主砲から赤色のビームのような光の線が放たれた、その赤線は真っ直ぐ協商艦隊に近ずいて行き、最後には旗艦も含めほとんどの艦に命中した。が、艦隊は健在だった轟沈(ごうちん)や爆沈(ばくちん)する艦は愚か傷一つ着いてない。

敵艦の攻撃は効かないのだこれを好機と見た協商艦隊司令は

「今だ、全艦BB(バトルボット)隊を発艦させろ!」

と号令をかけた。

この海戦がBB(バトルボット)を初めて実戦投入した戦闘だ、そして人類が初めて地球外生命体の存在をはっきりと確認し、彼らは自分たちに敵意を見せていることの表しとなった。

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