第20話 適応障害だった自分が、変化の著しい1年に適応しながら過ごせたことを褒めたい
2019年12月30日15:00。
窓の外を見れば、生憎の曇り空。それを言い訳に、大掃除をまたしても1日延期した今日この頃。物理的な掃除は明日にして、とりあえず脳内の掃除を済ませてしまおうとパソコンを取り出したのが13:00過ぎ。とはいえ、それはそれで脳内の掃除もなかなか捗らない状況。
今年を振り返ろうにも、来年の目標を立てようにも、どうにも頭の回転が鈍ってしまっている。正月休みに入って今日で3日目。そのほとんどの時間を家でゴロゴロしながら過ごしてしまったからだろうか。あるいは、正月休みに入ってからはあえて睡眠薬を飲まずにいたせいで、眠りが浅く連日悪夢を見ているせいだろうか。まぁでも、正月休みは仕事もないし、別にゴロゴロしていても良いわけだから、睡眠薬を飲まずに少々寝不足でいる方がマシだろうと思っている今日この頃。どうにも、睡眠薬というのは飲み続けると、それなしでは眠れなくなってしまう気がしてしまって怖い。実際、今処方されているものはそこまで気にするほど強いものではないのだろうけれど…。
終わり良ければすべて良しというが、今年はこうして医者にかかっている状況で年の瀬を迎えてしまったわけで、それはそれでなんだかなぁという気持ちになる。こういう精神的なもので医者にかかるのは、6年ぶりか7年ぶりだろうか。その間は、なんとか医者のご厄介にならずに頑張ってきたわけだけれど、ついに今年、また医者にかかることになった。
とはいえ、前回とは違って睡眠薬と抗不安薬を処方してもらっただけで、休職したわけでも退職したわけでもない。そういった意味で、休職・退職をせずに年末年始休暇を迎えられたというのは、少しは精神的にタフになったということなのだろうか。おそらく前回よりも、変化とそれに伴うストレスの多かった年であったことを考慮すると…。
いや、そう思うことにしよう。そう思って、自分を褒めることにしよう。自分を褒められるのは、自分自身だけなのだから。
振り返れば、本当に変化に富んだ1年だった。
結婚を機に引越しをして妻と一緒に暮らすようになった。
仕事面でも、これまでとは異なる役割で、異なる案件に従事することが多くなった。
そういった意味で、HSP”かもしれない”私が再び適応障害を再発する可能性の高い1年だったと言えるかもしれない。
しかし、そうはならなかった。不眠には悩まされたが、少なくとも医者には適応障害とは診断されていない。しつこいようだが休職や退職にも至らなかった。
そして、今年はHSPという存在を知ることができた。これもしつこいようだが、私は今なおHSPという概念がどれほど正しいものなのかも把握しきれていないし、自分自身がそれに該当するのかどうかも半信半疑である。とはいえ、HSPの特徴を見たときにまさしく自分自身がそれに当てはまることを知り、自分自身というものをようやく少しばかり受け入れられるようになったのは事実だし、とりあえずそれで十分だとも感じている。
そういった意味で、2020年はざっくりと、HSP”かもしれない”自分が生きやすい生き方を模索し、見つけ出していくことが目標になるのではないかなと感じている。
「お前はHSPだ」と言ってくれ 文無太郎 @taro_monnashi
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