第3話 夫婦になった瞬間.........
劇的な告白とプロポーズにより、晴れてみんなが認めるベストカップルが生まれ年月が経つにつれて、結婚の意識が高まった時に晴れてゴールインした翔と夏樹だったが、年月とは酷い物で新婚生が終わりの近づく頃に、翔は異変に気付いた。
翔は、会社から得ると決まった行動する。まずは、炊事洗濯、料理と言った家事全般で有る。異変に気付いたのは、服の伸びだった。確かに、着続けていれば服は伸びていくが今手に持っている服はつい2、3日前に購入した物である。翔は気になって夏樹に服の事をさりげなく聞いてみた。
翔「夏樹さー、服のサイズって確かMだったよね?ズボンとかも。」
夏樹「そうだよー、翔だって知ってるでしょ?知らないフリしないでよ〜♪」
夏樹の返した言葉に翔は戸惑いを隠せなかった。何故ならどっちの意味に捉えた方が良いのかわからなかったからで有る。翔は心の中で、『どっちだろ、服が伸びてるから太ってきた事を知っているのか、もしくはサイズはMだよーって事なのか?』っと考えながら、その場をやり過ごしたのだった。
翔は、最近の夏樹の様子を思い返すと学生時代とは幻の様に思えて仕方がなかった。
何故なら、ソファーに寝そべりながら腹をかく。寝ながらお菓子を食べる。寝ながらお尻をかいたり、太りたくないと言いつつポテチを食べる。そして極め付けだったのが、絶対に自分から動こうせず誰か(俺)にやらす。
最後に、翔は思ってしまったのだ。
理想と現実はまったく違う。
美しい幻想と思い出は、大切な心の宝箱に大事に入れておくと。
完
大好きな彼女が嫁になった瞬間、彼女の観方が変わったのだが。 大月夜空 @marinaqua
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