勇者サイド
私は聖剣使いだった。村に伝わる聖剣を引っこ抜けたから魔物を討伐する旅に出れた。
私の村は良くも悪くもど田舎だ。早く都会に行きたくて早々都に行きメキメキと頭角を現していた。だがそんな時聖剣に整備が必要になった。だが都の職人では整備できるものが居なかった。故に整備できる人を探す旅にでた。
私が彼の村を訪れたとき聖剣が反応した。
故にここの職人に頼もうと思った。
ここの職人は非常に無口で必要最低限しか喋らない。何を考えてるかわからないくらいに無表情だ。そして顔が怖かった。目が細くヤクザっぽい顔でどこか懐かしい感じのする人だった。
それから一年私は勇者と呼ばれた。
魔王を倒す為に聖女と共に戦い聖剣を使い斬り伏せていく日々。
だがそんなある日聖女の両親が死んだとの報せがきた。
私もそれに同行した。そして其処は聖剣が認めた職人の居た村だった。驚きこそするが今は彼女の両親を弔うことを優先した。
それが終わり彼の部屋に入った。其処で私は気づいた聖剣の整備をする道具だけが無くなっていることに。
私は聖剣が反応した理由がわかった気がした。
聖剣は彼に気づいて欲しかったのだろう、真っ直ぐな意志の恐さを
そして次に彼に会ったとき彼は死んでいた。
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