第十九話:知らないうちにハーレムフラグが立っていた

 俺たちがダンジョンに籠って1週間が経過した。

 食料の調達は順調だ。最近では班ではなく、希望者がいくという感じになっている。

 行きたくない人間を無理やり連れて行く余裕もない。


 出かけていくのは主に男子だけになっていった。

 動機は女子にいいとこ見せたいというものだ。

 女子は教室に残って、調理とか掃除をしている。

 人類の男女の役割分担ができたというのも、男が女にいいとこ見せたいというスケベ心からかもしれない。

 クラス内のヒエラルキーも、どれだけ獲物を取ってくるかという点が最重要となってきている。

 

 基本的に、スポーツをやっていた奴が強いかと思ったがそうでもなかった。

 異世界に飛ぶような異常な状況下。

 このようなシチュエーションで強かったのは、妄想にふけるようなヲタ傾向の強い奴だった。

 まずは、これが無いと、ダメだ。身体能力よりも妄想能力。


 その意味で、今クラスの男子の頂点に立っているのは千葉次郎だった。

 そもそも、このような転移を日々想定して、妄想を繰り返していたのだから心構えが違った。


「くそビッチどもがぁぁ!! バケツで煮た肉が食えねぇだとぉぉ! じゃあ、食うな餓えて死ね! すぐ死ね! このビッチどもがぁぁ!!」

 

 教室にあった掃除用のバケツ。ブリキのやつだ。

 それをキレイに洗って炊事用に使っている。

 その際に、汚いと文句をいった奴らに、千葉は決然と吼えたのだ。

 

「いいかぁ! アウンガウルやペペリューや硫黄島では戦友の小便、血すら飲んで、鬼畜米英と戦ったのだ! 貴様らそれでも、大和民族の末裔かぁぁ!!! 最終解決手段とるぞ、貴様らぁぁぁ!」

 千葉はアニヲタの上に軍ヲタでもあった。あと映画にも異常に詳しい。

 そもそも、勉強も恐ろしいほどできる男だった。好きなことだけやっているように見えて、学校を超え、県レベルで何位という水準の成績をとっていた。

 そして、この極限の環境に完全適応、生き生きとしているのだった。

 頼もしい友であった。


「ちょっと、アンタ、火が強すぎるのよ! アホウなの? 殺すわよ」

 金髪ツインテールの幼女が怒った。

 エロリィだ。

 神聖ロイコーン王国の王女であり、古代魔法文明の「禁呪」を使いこなす禁呪使いである。

 

 即座に火が弱くなる。

 サラームの下僕となっている火の精霊が、調節してくれているのだ。


 調理の炎は俺と母親のルサーナが起こすことができた。

 水の生成もできた。

 精霊が呼べるということからも、ここがパンゲア大陸のある異世界であることは間違いないだろう。

 オヤジは魔法回路のメンテナンスをしてなかったので、魔法が使えない。

 ただ、身体能力はそのままなので、モンスター狩りでは力を発揮していた。


 魔法の使えるのは他にエロリィがいた。

 ただ、彼女の魔法は攻撃に特化したもので、このようなことには使えないらしい。

 だから、今のように偉そうに文句を言うだけになっている。

 なんか、イライラしているのは、そのせいかのか。元々なのか?

 まだ、よく分からない。


 炎の明かりがエロリィの金髪を赤く染めている。

 「絶世の美女」という言葉が過大評価でない水準だった。

 幼女と言っていい年齢に見えるが、本当に幼女なのかは分からない。

 長い金髪ツインテールに、碧い瞳。全てのパーツが、美の女神が全力で作り上げた芸術品のようなものだった。

 

「ねえ、アンタさ…… 結構、強いわよね?」

「まあ、そこそこは……」


 ヲタ精霊のサラームが俺の中にいて、友好関係を築いている間は、俺は強い。

 テキトーな呪文を唱えるか、唱えなくとも、魔法が使える。


「2歳のときに、カオス・ドラゴンを葬ったって本当なの?」

「ああ、一応」

「そうなのね」


 ふっとエロリィは笑みを浮かべた。

 可憐、可愛いと言っていい笑みだった。

 男子の一部には、すでにこのエロリィ信者が出来上がっている。

 千葉などは、その急先鋒であった。


「あ、煮えたみたいね」

「ああ、そうだな」


 俺は火を止める。

 そして、俺たちは、バケツで煮こんだモンスターの肉を喰らって生きていくのだった。

 クソまずい。


        ◇◇◇◇◇◇


 クソまずい飯を食ったら、やることが無いので寝る。

 ただ、ここはダンジョンだ。

 危険がある。寝ずの番をするものが何人か必要だった。

 今日は、俺とシャラート、他クラスの数人が番をしていた。


「シャラート、このダンジョン結構大きいんだな」

 俺は、今までの探索で分かったダンジョンのマップを見て言った。

 ノートにビッチリとマップが書かれている。


「そうですね。広いです。人工のダンジョンであることからして、かなりの高位魔族の拠点だった可能性があります」

 シャラートの静かな言葉だ。

 その言葉に、俺は視線を動かす。妖艶な寝姿を見せている池内先生を視界にとらえた。高位魔族か……


「あああん、ダメよ。焦っちゃだめ。ううん、男の子のそういところは、嫌じゃないわ。でも、もっと…… そう、そうよ。あああん、ダメ、あ、そこは…… だめ、そんなとこに入れちゃだめぇ、関係代名詞はそんなとこに入らないのよ、うふ」

 

 授業の夢を見ているのか……

 池内先生の平穏な日常はどうなるのかと俺は思った。

 しかし、なによりダンジョンを出ないと話にならない。


 俺たちはダンジョンを抜け出すため、日々努力していた。

 そして、今まで分かったこと。

 この教室まるごとが転移したこの階層が最下層であること。おそらくだ。

 下に降りる階段が今のところどこにもない。

 上に登る階段はあった。各フロアの探索よりも、とにかく、階段を探すこと。これが最優先だった。

 ダンジョンをくまなく探索する必要は今のところなかった。

 今のところ、16階層まで上がることができていた。

 ただ、ここまで行くのは、道が分かっていても3時間以上かかった。

 さらに上まで続くことになるとすると、この教室ではなく、上の階層に拠点を作る必要があった。

 めんどくせー。


 シャラートがすっと俺に身を寄せてきた。

 でかくて、形の良いおっぱいは服の上からでもその存在感を主張していた。

 ちら見する俺。

 見事なまでに成長したおっぱいには、感慨深い物があった。

 シャラートはいい匂いがした。


「キレイになったね」

「アインもカッコよくなりました」


 尾てい骨から背骨を通り、脳に感激の電流が走る。

 女の子にカッコいいといわれた。俺は涙がでそうなったがこらえた。

 

 周囲を見た。

 クラスの他の奴は奥の方で座っていた。寝ずの番のはずが、壁に寄りかかって眠っている。

 黒板の入り口付近にいる俺とシャラートは教卓の影にもなっていた。

 見えにくい。


 シャラートが俺の髪に手を伸ばしてきた。

 銀色の方だった。

 俺の髪の毛は真ん中で真っ二つに銀と黒に分かれている。

 男としたら、ちょっと長めの髪の毛だ。

 

 彼女は、指の中で、俺の髪の毛をもて遊ぶ。


 なんか、ふーふーふーと音が聞こえてきた。

 シャラートの呼吸が早くなっているのだ。

 

「アイン」

「なに?」

「我慢できそうにないです」

「な――」


 「なにを?」と言おうとした俺の口はシャラートに塞がれた。

 舌がヌルリと前歯を割って侵入してきた。ヌルヌルと舌自体に意思があるかのように動く。

 そして、俺の舌を絡め取ってきた。

 ニュルンとまとわりつく。

 まるで、そのまま俺の舌と溶けて混ざり合ってしまうようなキスをしてきた。

 脳が溶けそうな感じがする。腰が砕けて、ガクガクと震えがきそうだった。


 すっと唇が離れた。銀色の一筋の糸が俺とシャラートの唇の間に伸びた。そしてキラキラと光る。

 音もなくその糸は切れた。

 シャラートのメガネの奥の瞳が伏し目がちに俺を見つめる。

 うっすらと頬がピンク色に染まっていた。


「続きが、したいです」

「続きって……」

 

 俺の心臓がバクバク言っている。シャラートにもこの音が聞こえているのではないかと思うほどの大音量だ。

 いきなりのファーストキスだった。しかも大人のキスだ。ベロチュウだった。

 俺の脳がグツグツと沸騰しそうだった。


「続き、したくないですか? アイン」


 シャラートは俺の手を取って上に持ち上げた。

 ふわんと俺の手が柔らかい物に着地。


 おっぱいだった。シャラートのおっぱい。

 しかも、大きく開いた服の中に俺の手を突っ込ませたのだ。

 いきなりの障壁突破だった。


「アインの手が気持ちいいです」

「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ」


 言葉が出ない。

 俺が赤ちゃんのときから、俺を狙ていたシャラート。

 俺の婚約者にして腹違いの姉だ。えーと、俺の6歳上だから……

 大卒OL1年目の年齢かぁぁ。

 で、続きってアレだよな。絶対アレだ。どーすんだ俺。

 婚約者ってことは、将来絶対にアレをする仲になる。これはそうだ。

 じゃあ、今やっても変わらんのか? 

 しかし、クラスの奴らがいるしさあぁ、もうさぁ、どうすればいいんだ?

 ああ、それにこのまま、赤ちゃんできちゃったら、どーすんだ? 

 その可能性もあるよな……


 固まっている俺に向け、笑みを浮かべたシャラート。

 俺のヤバい部分に手を伸ばしてきた。

 

「おい!! てめぇ! なに抜け駆けしてんだよ! 殺すぞ! 死ぬか? メガネ乳がぁぁ!」


 言葉は凶悪であったが、声の質は純正なヒロイン声だった。


「アンタね~、序列1位だからって、調子乗ってんじゃないのよぉぉ、殺すわよ。下剋上なのよぉ」

 

 これまた、鈴を転がしたような美声だった。しかし、内容は同じく凶悪。


 緋色の髪の毛に輝くルビーのような瞳の美少女。ライサ・ナグール。

 そして、たなびくような金髪ツインテールのエロリィ・ロリコーンだった。


 俺の大事な部分から手をひっこめ、ゆらりとシャラートは立ち上がった。

 さっきまでのエロい雰囲気は一切なくなっていた。

 陽炎のように全身から殺意が流れ出していた。

 人の形をした暗殺マシーンが出現していた。


「邪魔をしてくれましたね―― 私とアインの愛の邪魔を――」

 ブンと手がぶれるように動いた。 

 そして、一瞬で両手にチャクラムが握られていた。

 凶悪な刃がきらめく、円形の凶器。投げてもいいし、そのまま切りつけることもできる武器だ。

 シャラートはチャクラムの達人と言っていいレベルにあった。


「まだ、お前の物って確定したわけじゃねーだろ? ああん?」


 緋色の髪を揺らし、アップライトに構えた。

 その手には凶悪な鈍い光を放つメリケンサックが握り込まれている。

 ファンタジー世界の武器として、メリケンサックはどうなのかと一瞬思った。

 しかし、ライサはなにを言っているんだ?


「アンタが嫁になるか、私が嫁になるか、今ここで決めてもいいのよぉぉ!」


 エロリィが、すっと腰を落として間を空けた。両掌を上に向け、精神を集中させている。

 青白い魔力光の粒子が、両掌に集まってきている。

 うっすらと全身から青白い炎のような魔力が立ち上がっている。


 しかし「嫁」がどうとか言ったよね。

 俺の。

 ちょっと待て……


『ハーレムよ! ハーレム! これは、ハーレムと鈍感系主人公ね! 修羅場展開だわ。さすが、アインやるわね』

『俺にハーレム? なんで?』

 サラームが脳内で興奮している。

『その反応! 分かってるわね。鈍感系主人公のリアクションが分かっているわね。さすがね』

 いや、ちょっと待て……


 ヒュン――

 一瞬だった。

 シャラートが動く、風を切るというより、自身が風となったような動き。 

 滑るように空間を移動し、ライサに斬りかかっていた。

 チャクラムをもった右手が真っ直ぐに伸びる。


 キーン

 金属音が響いた。

 拳だ。ライサがチャクラムを左拳で受けたのだ。

 メリケンサックが刃を食い止めている。 


「あはッ! 軌道が単純なんだよぉ!」


 床を削るような軌道でライサの右のアッパーが唸りを上げた。

 空気が引き裂かれ、その軌道から空気が焼ける臭いがしてきそうだった。

 

 ポン――

 その拳の上にシャラートは足の裏を乗せ、そのまま後方に飛んだ。

 そして、教室の壁にふわりと着地。

 長い黒髪が舞うように揺れる。

 顔を上げた。「ニィィ」と笑みを浮かべた。戦いに酔い始めた笑みだ。


「殺すのよぉぉぉ! 死ね! この赤色ゴリラ女!」

 

 エロリィがライサに斬りかかった。

 両掌から青い魔力光の刃が出現していた。まるで、有名なSF映画に出てくるサーベルのようだった。

 ブーーーンと低周波の音を立てているところも再現性が高い。


 身をひねってそれをかわすライサ。

 緋色の髪の毛の何本かが刃に巻き込まれて、斬れた。


「チッ! かわしたわね!」

「てめぇ、クソ・ロリ姫がぁ! 敵はあっちじゃねぇのか?」

「一緒なのよぉ、皆、敵なのよぉぉ、アインは私がもらうのよぉぉ」


 牙をむいた捕食獣のような凶悪な笑みを見せるエロリィだった。

 淡い魔力光の中、風圧を受けたように、長い金髪ツインテールが揺蕩っている。


 ブオン――


 風を斬ってチャクラムが飛ぶ。2つ。

 弧を描くような軌道で、エロリィを襲う。

 

「ちぃぃ!」


 飛んで後方にかわしたエロリィ。

 チャクラムはそのまま、ライサ直撃コースに乗った。

 拳でそれを弾き飛ばすライサ。


 「くそが! メガネ乳! どこ行きやがった!」

 シャラートが消えていた。

 気配もない。

 一瞬の隙で気配も姿も掻き消えていた。


「がはぁぁ!!」

 エロリィが声を上げた。

 エロリィの背後だった。シャラートは彼女の背後にまわり、自分の黒髪を首に巻き付け、絞め上げていた。

 そして、宙吊にする。

 足をバタバタさせてもがくエロリィ。白目をみせ、口角から泡を吹いている。

 そのまま、シャラートは背負った。

 首を絞めながらの背負い投げ。受け身不能の脳天からの逆落としだった。完全に命を獲りに行っていた。

 

「死ねやくそがぁぁ!! ぶっ殺す! ド畜生がぁぁ!」

 

 ブオンと唸りを上げてシャラートの脳天向かって走る。

 釘バットだった。

 ライサはいつの間にか釘バットを握っていた。


 背負い投げを途中で止め、飛んだ。

 それがシャラートを救った。

 今まで、シャラートの頭のあった場所を釘バットが通過する。 

 そのまま床に激突。

 ドーンと教室全体が震えた。


 エロリィは片手を床についてクルっと反転。そのまま、着地。素早く戦闘態勢に入っている。

 

 3者が丁度正三角形のように、間合いをとって、にらみ合った。

 ビキビキと教室内の空気が硬質化しヒビが入っていくような緊張感に満ちてくる。


「へぇ、このまま、殺し合いってことか…… いいのか? 本気でいって」

 釘バットとメリケンサックで武装した緋色の長髪をなびかせる美少女が言った。


「本気を出さなければ…… 瞬殺です」

 いつの間にか、投げたチャクラムを手に取り油断なく構える黒髪のクールビューティ。


「ひゃはははは!!! アンタらね。もうね、まとめて殺してあげるわ、この天才のプリンセス様がぁぁ!!」

 ギラギラとした碧い瞳で殺意を露わにする金髪ツインテールの幼女。


 さすがに、これだけの音がでたら、寝ていた者も起きてきた。

 ただ、呆然とこのバトルを見つめるだけだった。何もできない。

 普通の高校生が介入できる水準じゃなかった。


「おやめなさい――」

 凛とした声が教室に響いた。

 ルサーナだ。

 俺の母親だ。いつの間にか俺の隣に立っていた。

 長い銀髪の美女。見た目は永遠の少女のような感じだ。

 マジ物の永遠の17歳といってもいい。

 

「銀髪の竜槍姫」の異名を持ち、父と一緒に世界を救った英雄。

 父親の方の株はストップ安だったけど。

 彼女の静止の声は力があった。

 3人の美少女から殺意が消えた。


「原因はなんですか?」

 下手な言いわけは許さないという態度でルサーナが言った。


「お義母様」

「なんですか? ライサ」 

「シャラートが悪い!」


 緋色の髪を揺らしながら、シャラートを指さすライサ。

 しかし、なんで「お義母様」なの?


「お義母様ぁ!」

「なんですか? エロリィ」

「チュウしたわ! コイツ、アインとチュウしたのよぉぉ! ベロチュウなのよぉぉぉ!」


 エロリィも、シャラートを指さす。

 こいつも、俺の母親を「お義母様」といってんだけど?

 なんで?


「お義母様」

「なんですか? シャラート」

「お孫さんを見たいのでは? 可愛いです。アインの子どもです。確実に愛らしいです。可愛いです」


「そうね! 絶対可愛いわ! 可愛いの! だって、アインがこんなに可愛いんだもの、もう、アインの子どもも可愛いわ絶対に可愛いの、で、絶対に天才よ。もう、決定事項ね!」


 ルサーナが俺を抱きしめる。

 柔らかい胸がぎゅっと押し付けられる。

 とんでもない美女なのだが、なぜかさっきまでのエロい気持ちまでも萎える。

 

 フッと笑みを浮かべるシャラート。


「子作りは、禁則事項ではないようですね」

「ちぃぃ、くそが、じゃあ早い者勝ちだからな!」

「もうね! アンタがぁ!いい気になってんじゃないのよぉ!」


 俺は状況が分からない。いや、だいたい予想はついたけど。

 なんだこれ?


「お母様……」

「ダメよ! アイン、ママよ! アインは私のことをママって呼ぶの、いい? ママよ。あああ、可愛いアイン! スリスリしたいわ」

「もうしてます……」


 俺の顔に自分の顔をスリスリするルサーナだった。


「なんですか? これは、シャラートはいいとして、ライサとエロリィは?」

「あら、言ってなかったかしら。アナタのお嫁さん候補よ。婚約者ね。あああん、アインは可愛いから、女の子が取りあいになっちゃうわ」


 こんな、俺とルサーナを、釈然としない顔で見つめるシュバインだった。

 その気持ちは分かるけどね。お父様。


 要するに、俺に婚約者が3人いるということだった。

 これは、ハーレムへの布石なのだろうか。

 俺は、3人の美少女を見つめて考えるのだった。

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