第5話 証拠を見せて?
「私のことが好きという証拠を見せて?」
うん? どういうこと? 好きという証拠?
「さあ、ほら、見せて?」
ナイフをちらつかせる亜美。ちょっと怖いけど、亜美に好きだという証拠を見せないといけない。
う~ん?
ここはキスか?
いやー、ちょっといきなり過ぎるよね。
「好きという証拠を見せてって言っているでしょ!?」
亜美の大声が路地裏に響く。
えっ? 仕方がないなぁ?
自分は亜美にやさしくギュッと抱きしめてあげる。う~ん、これって大丈夫かな? あれ? 亜美?
「ありがとう……」
亜美はやさしい笑みを浮かべて上目遣いで自分を見つめている。
…………。
ヤバい、やっぱり自分のムスコがピンチです☆
続く
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