第2話 ふう……(笑)

 自分がピンチ!? いやいや、こんなトイレの個室でナイフで刺されでもしたらヤバい! なんとか亜美に説得をせねば!?


「亜美、早まるんじゃない!」

「あれ? こういうのが好きなんでしょ?」


 はい、って、ちがーう!?


「亜美、そのナイフで自分をどうするつもりだ!」

「こうするの」


 ヤバい!?

 刺される?!


 目を閉じた自分。すると、何か抱きしめられる感覚が? あれ、亜美はどうしたのだろう、と目を開ける自分。亜美は上目遣いで自分を見つめている。う~ん、亜美っていい香りがするし、やっぱり可愛いんだよね。


 ちょっと自分のムスコがピンチだけどね?

 亜美にギュッと抱きしめ返した。


続く

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