第34話地方馬主資格取得推薦 船橋グルメ1 ランチブッフェ

11月5日6時35分:帯広のホテル


「美味しい~!」


「花子も好きぃ~」


「値段割に素晴らしい朝食ですね」


 俺達4人は、夜明け前に定宿にしている帯広の温泉ホテルを出て、同じく帯広のホテルの朝食バイキングに来ていた。大人料金1100円で、小学生料金が550円で、地場産の旬の食材を使った、50種類の和洋食を食べることが出来る。


 ほかほかのご飯や、ふっくら焼きたてのクロワッサンをはじめ、1品1品おいしさと健康にこだわった

ヘルシー朝食を食べることが出来るのだ。


1: お米は北海道産の「ななつぼし」 

2:とうもろこしは、十勝芽室産の「スイートコーン」

3:十勝幕別町の畑で育った野菜で手造している吉川屋の漬物

4:十勝産長芋を使ったとろろ

5:塩辛は、函館産の烏賊を使っている

6:店内のオーブンで毎朝焼いるクロワッサン

7:炭火で炙った魚

8:地場産の食材使ったモーニングカレー

9:健康にこだわった5種類の酢のドリンク


「朝食メニュー」

ご飯

五穀米

味噌汁

うどん

カレー

スクランブル

ソーセージ

チキン料理

ししゃもフライ

いかの旨み干し

烏賊の塩辛

厚焼き玉子

とうもろこし

とろろ

漬物

ミニトマト

ポテトサラダ

パン3種(トースト/クロワッサン/レーズンパン)

グレープフルーツ

ナタデココ入りフルーツカクテル、

ドリンク(オレンジ/烏龍茶/コーヒー/紅茶/お茶/酢のジュース5種)


タクシー代   :670円

朝食バイキング代:3300円

 

 6時30分から食べ始め、それこそお腹がパンパンになるまで堪能してから、またタクシーを呼んで帯広競馬場に向かった。






11月5日7時30分:帯広競馬場厩舎地区


「先生、馬主の申請なんですが」


「はい、2年後に勝也さんが取得されるのですね」


「それが、ここにいる綾香さんが年間所得500万超えておられるそうで、法人を設立して馬主申請してくれるそうなんです」


「本当ですか?!」


「それと綾香さんのお父さんも、別の法人を設立して、馬主申請してくれるそうなんですが、推薦状とかあるんでしょうか?」


「以前のJRAでは推薦状が必要だったのですが、今は不要になっています。まして地方競馬なら、推薦状は不要です。ですが少しでも審査が早く済むように、調教師会から推薦状を出させてもらいます」


「先生個人ではなく、調教師会から推薦状を出してもらえるんですか?」


「ええ、走れない馬を養老馬として5頭も買ってくれていますし、馬主資格が通れば、処分されそうな勝てない馬を、買い取ってくれるんでしょ?」


「はい、勝つ気の無い馬を出走させるのは、本当は違反だと知っています。ですが、出走手当だけでも咥えて来てくれれば、より多くの馬を助けてあげることが出来ます」


「そうですね、ですが全く勝つチャンスが無い訳ではありません。重い馬橇を牽くばんえい競馬では、息の入れ方1つで不人気が勝つことも出来るのです」


「そう言って頂ければ、安心して勝てない馬を助けてあげることが出来ます」


「それと経営サイドから言えば、出来るだけフルゲートで走らせたいのが本音です」


「そうですね、8頭以下になると枠連を発売出来なくなりますね」


「ええ、常に10頭以上が登録し除外馬が出るくらいでないと、予想も馬券も面白みが少なくなります」


「そうですね、僕が肉にされるはずだった馬を買って、その馬を出走させる事が出来れば、馬を助けることも、ばんえい競馬に助力することも出来ますね」


「そうです、そうして頂ければ助かります。それはそうと、綾香さん自身が個人馬主の資格を取る事はないのですか?」


「個人馬主だとリスクが大きいですからね、綾香さんが代表の法人馬主を設立し、そこに僕が集めたお金を貸して、その範囲で馬を助けていきたいと思っているのです」


「綾香さん個人に、費用しか産み出さない馬を押し付けない為ですか」


「ええ、2年くらいなら十分資金が回りますし、2年後には僕も馬主資格を取っているでしょう。その時に法人を僕が買収して、綾香さんの責任を取り除く心算です」


「そうですか、では私もその心算でいます」


 俺が調教師の先生と色々相談をしている間に、綾香さんが太郎君と花子ちゃんを面倒見てくれていた。面倒を見てくれると言っても、先生が預かっている馬達とお話するのを見守っているだけだ。


 だがそうやって綾香さんが太郎君と花子ちゃんを見守ってくれるから、俺は色々と自由に動く事が出来る。そもそも綾香さんが居てくれなければ、こんなに早く馬主申請など出来なかった。


タクシー代:1030円






12月5日:船橋競馬場


帯広駅:8時40分発

連絡バス帯広空港行:大人1000円

帯広空港:9時18分着

    :10時15分発

日本航空JAL570便羽田空港(空路)行:大人4万5400円

羽田空港:12時00分着

    :12時05分発

徒歩

羽田空港第1ターミナル:12時15分着

           :12時15分発

東京空港交通羽田空港-幕張・千葉エリア千葉中央駅西口行バス

大人1150円

海浜幕張駅:12時55分着

     :12時55分発

徒歩

海浜幕張駅:13時01分着

     :13時02分発

JR京葉線快速東京行:大人160円

南船橋駅:13時07分着


バス代:1000円×2=2000円

航空代:大人4万5400円×2=9万0800円

   :幼児2万2700円×2=4万5400円

   :小計13万6200円

電車代:1150円×2=2300円

電車代:160円×2=320円


総計:14万0820円


 13時7分に南船橋駅に到着したのだが、船橋競馬場の開門時間は14時20分だ。1時間以上も待ち時間があるので、どこかで昼食にしようと思い、綾香さんに店を探してもらった。


 綾香さんが探し出してくれた店は、ららぽーと TOKYO-BAYの3階にある食べ放題のレストランで、4人ともが楽しめる料理内容になっていた。90分制で大人1980円幼児580円と、大食い4人にとっては夢のような値段だ!


(平日限定)

シュラスコ

(ランチ限定)

宮城産牡蠣フライ

(肉料理)

グリルポーク

グリルチキン

(ブレッド)

バケット

全粒粉

シリアルブレット

フォカッチャ

マーガリン

ジャム(イチゴ、ブルーベリー)

ドライフルーツとヨーグルトのディップ

(パスタ・洋食)

きのこの和風ペペロンチーノ

スパゲッティー明太子クリームソース

スパゲッティーアマトリチャーナ

魚介のビスク

サフランライス

白菜と豚肉のレモン鍋

(フリット)

きのこのガーリックトースト

蓮根のフリッター明太ソース

舞茸のフリッター

カボチャのフリッター

アボカドのグラタン

(スープ&カレー)

オニオンスープ

ポークカレー

マーボー茄子

(和食)

フォレスト風鶏飯

冷やしうどん

おぼろ豆腐

きのこご飯

宮城の宝箱-伊達銀鮭と苺のちらし寿司バルサミコ風味

(中華・エスニック)

玉葱のロースト

バジル フィッシュ

カリフラワーのホットサラダ

エスニック・フォー

(冷菜)

茄子のカポナータ

ミックスビーンズサラダ

薄切り蓮根のシャキシャキサラダ

胡瓜と鶏肉のサラダ

薩摩芋と林檎のサラダ

トマトのマリネはちみつレモン

(サラダバー)

ワカメ

スイートコーン

オニオンスライス

カイワレ・スプラウト

きゅうり

ミニトマト

紅芯大根

ミックスパプリカ

レタスミックス

(デザート)

シューロール ブッシュドノエル

カスタードプリン

チョコレートケーキ

豆腐のパンナコッタ黒蜜ときなこ

レアストロベリーミックスベリー添え

キャラメルマキアートのジュレ

シーブスト風ケーキ

ストロベリーパウンドベリーソース

蒟蒻と寒天の青林檎ゼリー

パイナップル

オレンジ

グレープフルーツ

抹茶のブラマンジェと苺のソース宮城産苺を添えて

(ソフトクリームコーナー)

(ソフトドリンクコーナー)

コカコーラ

カルピス

ファンタメロン

ジンジャエール

BIBセイロンティー

BIB爽健美茶

オレンジジュース

季節ドリンク

黒ウーロン茶

緑茶

アイスコーヒー

アイスティー


 4人ともお腹がはち切れそうになるくらい食べた!


 綾香さんはラーメンの代わりだろうか、フォーを1杯食べたが、それ以外はデザートばかりを食べていた。太郎君と花子ちゃんは、ソフトクリームを中心に、デザートをばかりを食べていた。俺は肉と魚をがっつりと食べた。


ランチ代:5120円


 船橋競馬場に入ってからは、何時ものようにパドックと馬券売り場を往復した。もちろんその間にネット投票をしたが、最終競走までに現金投票ネット投票ともに、619万8600円づつ勝つことが出来た。


 帯広を出る時点では、船橋競馬場グルメを堪能したい気持ちもあったのだが、昼食のバイキングが余りに美味しく食べ過ぎてしまったため、今日は何も食べることが出来なかった。無理すれば食べれないこともないのだが、この状態で食べて不味いと感じたら失礼になってしまう。


ネット投票:619万8600円

現金投票 :619万8600円


 今晩の宿泊は、中山競馬場と同じ製パン会社の企業年金基金会館にするか、海浜幕張駅近くのホテルにするか迷った。だがホテルの方が、52㎡の広さの和室を取る事が出来たので、試しにホテルに宿泊してみることにしたのだ。

 

 ジャパニーズスィートAと名付けられた部屋は、本館の5階にあり、ホテルの中とは思えないほどの落ち着いた雰囲気の2間の和室で、専用の檜風呂がついていた。


 今まで一緒に過ごしてきて、太郎君と花子ちゃんは和室に布団の方が落ちつくと分かっていたので、安心できる旅館やホテルなら、極力和室を取りたいと思っていたのだ。


 タクシーで向かったホテル少しゆっくりして、22時まで「ワールドコンチネンタルフェア」が開催されているバイキングに行った。


 そもそも俺が食べ放題好きなのだが、太郎君と花子ちゃんも、好きな物を好きなだけ食べれる形態が気に入ってくれたようだ。特にスイーツを好きなだけ食べれると言う事が、2人とって大切な事のようだ。

綾香さんも、ラーメンが食べられないこと以外は何の文句も無いようだ。


タクシー代:2710円


「バイキング料金」

大人:3241円×2=6482円

シニア:2778円

子供:1852円×2=3704円

小計:1万0186円


朝食バイキング付きホテル代:5万円

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