まだ少年時代の3話

小学校6年間ってなかなかの長さですよね。

ほぼほぼこの時代にどういう人間になっていくかが決まって行くような気がします。

もちろんそうでない方のほうが断然多いと思います。

そうじゃなきゃ世の中が良い方向には向かって行かない。(完全なる偏見では有りますが、、)


さて、少年時代(小学生時代)の話を少ししましょう。

友達は多かったような気がしています。

遊びに行くとかなり美人ママがケーキを出してくれる家、ファミコンばっかりしていると鬼のように怒ってくる母ちゃんが居る家、バスケットボールのゴールがある家、おもちゃやファミカセがいっぱい有る独りっ子の家、などなど

ただ、自分はココでやってはいけないことをやることになるんですねぇ。

家にはファミコンは有りました。

ただカセットは充実していなかった。

ココで少年は、友達の家から借りてくれば良いんだ、勝手に、ん? 勝手に?

そうなんです。 勝手になんです。

あとで返すつもりではもちろんありました。

しかしながら、1度味を知ってしまうとってことで次から次へと7〜8本くらいやってしまう。

当然兄に「このカセットどうしたんだよ?」

シラっと自分は「借りてきたんだよっ」

確かにそうですけど、さすがにバレていたんだろうとは思います。

そうこうしているうちに、返しに行きにくくなるという現象が起きはじめます。

多分ですが、返される側のお家でも気付きはじめて、あいつは家に呼ばない令みたいのが出始めます。

そうなると兄から「コレっていつ返すんだよ?」

自分は「まだ良いって言っていたよ」と返す。

このやり取りを少し重ねて行くと、分かっているけどこれ以上は踏み込まない的な感情が兄には生まれてきます。

そこで姉は「あんたヤッタでしょ?!」

自分は「や、、やってないしっ」

姉は自分より5歳上、兄は7歳上、こんな感情のバトルは幾度となくこなしています。

はじめて兄に殴られて、次の日に姉と各家に返しに行きました。

そう、こんな大事件は小学生にとってセンセーショナル過ぎて、学校は色々な話題で持ちきりです。

そして自分は学校を休みがちになりました。

100%自分が悪いのにね。


4話へ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る