異世界で大人気のテーブルゲーム
地の文というより、解説。
そのゲーム名は、ジャアマン。ゲーム性はこちらの世界でいうところの麻雀に酷似しているが、たまたま、もしくは仕様である。
ゲームには牌ではなくカードを使用する。
カードの種類は大別して二種類。魔物カードとシンボルカードに別れている。
・魔物カード
睡眠、警戒、狂暴の3状態存在する。
それぞれの系統に9種類の魔物が割り当てられている。
ウサギのような魔物、ジャンベル。
蝙蝠のような魔物、ムーカディ。
大きな蟻の魔物、モース。
動く骸骨、ベルケン。
角の生えた狼、ニャンゴ。
透明な幽霊、タマヒポ。
三つ目の巨人、カイバ。
大きな羽の生えたライオンのような、カワオリー。
竜のような、ムーワ。
3状態×9種で全27種が各4枚ずつ。魔物カードは計108枚存在することとなる。
・シンボルカード
四季シンボルが4種。
すなわち、ネンス、メロリ、パッチ、トーブ。
精霊シンボルが3種。
パラーム、ケルベン、オッコード。
シンボルカード7種も各4枚ずつ、計28枚存在する。
魔物カードとシンボルカードを合わせると、136枚となる。
・基本ルール。
手札が13枚になるまでは一枚ずつカードを引いていき、それ以降は1枚引いて一枚捨てるというのを順番に繰り返す。
一枚引いた時点でナッチンしていれば、ナッチンと発声してヌレーメルに合わせたギッチョウを得る。
また他のプレイヤーの捨てたカードでもナッチンできるが、その場合は、ナッチソと発声する。(誤発声してしまった場合は無効となる)
・ナッチンの条件
基本的に14枚のカードを、2枚、3枚、3枚、3枚、3枚と分けて捉える。
2枚の部分は全く同じカードである必要がある。
これは世界の創造者である、アッペルリンが2つに分裂し、片方は大地となり、片方は大地に降り立って人類の祖となったという神話に由来する。
3枚の部分は、まったく同じカードを3枚そろえるか、魔物カードの場合は、<睡眠中ジャンベル・睡眠中ムーカディ・睡眠中モース>のように、同状態で強さが連続する3種の魔物で構成される。なお、ムーワとジャンベルは連続しない(ループしない)。
要は、ジャンベル=1、ムーカディ=2……、ムーワ=9と考えればよい。
・ヌレーメル
様々なヌレーメルが存在するが、地方毎に微妙に種類が異なっていたりします。ここでは割愛します。
※ ※ ※
ここから、このゲームを実際にプレイする小説っぽい何かを書こうと思ったのですが、需要があるのか? と自問自答した結果一旦保留することになりました。読みたい! 等のコメントが万一? 億一あれば……
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