鏡の迷路みたいな物語。何が本当なのか、何が起きているのか。すぐには掴めない。
どちらの僕も、愛していたのは、本当なのか。
切ないですね……。
かなり入り組んだお話でした。
俺は、第1話の僕の平衡世界バージョンだから
ふたりが瓜ふたつなのですよね。
俺がいくつもの平衡世界で七瀬を殺しまくった。
僕の世界の七瀬もそのうちのひとりとして殺されたと。
僕は平行世界をあちこち移っていて七瀬殺しの俺と出会って
俺を刺したわけですね。
七瀬が本のタイトルをなぜ僕に伝えたかったのかは、
七瀬が生き残った世界があることを示すため?
俺はなぜその七瀬を殺せなかったのか。
すべては解明されないお話なのですね。
作者からの返信
お返信遅くなり、すみません。
僕自身、プロットを立てないで、思いつきで書いたため、拙い作品だと思います。
読んでくださり、ありがとうございます。
難しい設定ですが、短い中ですごく厚みのある、読み応えのある作品でした。
最後は切なくて、私はどちらかというと、「僕」や七瀬より、「俺」の怒り、結局男は殺せなくて、並行世界の七瀬(ひじり)を殺し回ってしまう弱さ?が好きでした。