第4話 両親の死
次の日の朝、魚谷の携帯がなる。まだ、布団の中にいる魚谷は手を伸ばして携帯に出る。
「はい、魚谷です。」
「おはようございます。朝早くからすいません。かものはし保育園園長の岸江田です。」
魚谷は、飛び起きて目を大きく開ける。
「おはようございます。何かありましたか?」
「実は、春日原貴恵ちゃんのご両親が今朝亡くなったそうです。」
魚谷は、始め園長が何を言っているのかがわからなかった。
「…えっ?どうして亡くなったのですか?」
「宅配牛乳の中に何者かが毒を入れたようです。警察が朝に尋ねた時にはもう手遅れでした。」
魚谷は、言葉少なく携帯を切ると急いで上司の中谷にこの事を連絡した。
今日、両親に会いに行こうと思っていたので、あまりに急な展開と同時に魚谷は得たいの知れない恐怖を感じていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます