応援コメント

第十話 力の天秤」への応援コメント


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    【指摘・批評を求む! 高みを目指す作家達の鍛錬場批評求む】の企画に参加させていただきました。

    僭越ながら、企画の趣旨にのっとり、気になった部分などを、ご指摘させていただきます。

    五話~十話まで、ミスティアの文化やリーシュの解像度があがるエピソードで興味深く楽しませていただきました。

    スクートが新天地で、心新たなに第二の人生を始めることができた開放感がやっぱり気持ちいいですね。


    一方で、5話~10話の間で提示される物語の目的が、リーシュの護衛、という漠然としたものしか示されていないので、ここから先でどんな展開を期待すればいいのか、4話まであったワクワク感が、ちょっと薄まっちゃってたかなというのが感想です。

    もしリーシュも実は何かしらに追い込まれていて、何が何でも命の恩人である彼女を守ってあげたい!みたいな具体的な目的のある護衛シチュだったら、別だったかなと感じます。

    日常生活ストーリーの一つ一つは興味深いのですが、これといった目的が示されないまま5話続けてとなると、若干の退屈さを感じてしまった部分がありました。

    もちろんスクートにとってはこの穏やかな生活そのものが目的とは言えるのでしょうが。

    作者からの返信

    10話まで読んでくださり、ありがとうございます。

    日常パートが冗長ぎみというのは、筆者自身深く理解しております。もちろんそれには理由がありまして、実を言うと一章後半までスクートとリーシュの日常パートを入れられるタイミングがないからです。展開が次の展開を生み、とても小休止を挟めそうな時間がないのですよね。

    なのでこの日常パートは、スクートの療養とリーシュとの絆を深めるための時間であり、また彼らの背景を描く数少ないチャンスだったりします。戦闘シーンをもう少し挟みたかったのですが、そもそもリーシュがスクートより遥かに強いので、調整が難しかったりします。

    この後にしっかりと護衛シチュはあるので、見ていただけたら嬉しいです。