力強い……!!
復讐ではなく穏やかな死を求めての旅路
望まぬ不死身性
物語がどこへ向かうのかとても惹きつけられます
編集済
【指摘・批評を求む! 高みを目指す作家達の鍛錬場批評求む】の企画に参加させていただきました。
僭越ながら、企画の趣旨にのっとり、気になった部分などを、ご指摘させていただきます。
と、思って拝読させていたたのですが、お手本みたいな第一話で、私なんぞが口だしてよさそうなものじゃないな、というのが正直な感想です。
ウィッチャーやベルセルクが好きだった自分の好みにもマッチしてました。
まず、主人公の説明、世界観の雰囲気・説明、物語の目的、作品の醍醐味(アクションシーンの大立ち回りなどの爽快感)
それらがコンパクトかつ、余すことなく盛り込まれてて匠の技を感じました。
そしてそれを支える文章も、雰囲気にマッチした重めながら、最低限の文量で書かれていて読みやすく、頭に入ってきやすいのが凄いですね。
なので、ここからは完全に、私の読者としての我が儘、という感じて聞いていただきたいのですが。
一方で。
この作品に地味さを感じてしまったのも事実でした
パッと読んでわかりやすい面白さ、派手さ、オリジナリティみたいなものは感じられなかったです。
渋い主人公が、謎の強敵と戦うのは確かにそれ自体はめちゃくちゃ雰囲気よくて。格好いいんだけど、そこに何か目を引く新しい面白さ、みたいなものがあるかな、というと、そういう部分は感じられませんでした。
逆に言えば、そういう渋い雰囲気のテンプレ的なものを求めてる方にはクリティカルヒットな作品だと感じます。
なので、今の形が間違っているなどとは私も思いません。
これで正解の形だと思います。
なんか偉そうに言ってすみません。
指摘・批評はこんな感じでよろしいでしょうか……?
もしご不快などを与えてしまったら申し訳ありません。
企画のルール的に、指摘への反論は禁止となっておりましたが、私に対してはぜんぜんそういう事していただいて構いません。
むしろ私が的外れなことを言っていた場合、作者さんからなぜ今のようなお話しの形になっているかを説明していただいたほうが、こちらとしても勉強になりますので、むしろガンガン反論していただけると嬉しいです。
作者からの返信
ここまで熱のはいった指摘・批評をいただけるとは……まずは感謝を申し上げます。
一話に関してわかりやすい面白さ、派手さ、オリジナリティ……目を引くものがないとの指摘ですが、おっしゃる通りです。最初の数話は、この物語がごりごりのダークファンタジーですと読者に伝えるために設計しております。
見栄えの良いものは、後ほど回収していきます。それらを入れたいのはやまやまなのですが、これ以上文字数を増やすのもちょっと厳しいものが。情報が氾濫してしまいます……。主人公が毒性の黒い血を宿しているという一点で許してください。
自主企画から参りました、鴉と申し上げます、初めまして。
感想なんすけど…うーん語彙力が少なくて申し訳ないんすが、ファイナルファンタジーの主題歌を歌っているよねつげんしさんの新曲の『月を見ていた』のPVが頭に浮かびました。
ゲームの世界観に没入しているかのような錯覚を感じましたね。
私は異世界ファンタジーは書いてますが、どちらかといえば純文学寄りで、このジャンルはあまり書くことはなかったのですが、今何とか書けてます。異世界ファンタジーでおすすめの小説やゲームはやったりしていますが、40になるおっさんにとっては難解でした😭でも、この作品は普通に読んでいて、売られている本と変わらないクオリティだったのには驚きましたね。いやなんかすごい失礼だったら申し訳ないすけど。
ちょくちょく読ませていただきます(^^)
作者からの返信
鴉さん初めまして、コメントありがとうございました。
ファイナルファンタジーの新作……内容も主題歌も未履修なんですよね。ダークファンタジー風味が強いとは聞いてます、後でPVを見ておこうかと思います。
異世界ファンタジーはジャンルがあまりに多様化しているため、自分好みのものを見つけようとすると中々苦労します。とくに文学よりの作品となるとそうそう新しいものが世に出回ることはないため、本屋に行くたびにもんもんとしております。
読みやすさにはかなり気をつけております、このまえ三話まで完全新規で書きなおすくらいに……。しかしながらこれでもWEB小説という手前、PV数が二話で半減しているという事実をふまえるとやはりお堅いものなのでしょう。しかし鴉さんのようにクオリティを褒めてくれる方もいますので、必要以上に気にする必要もないかもしれませんね。
ちょっとした蛇足かもしれませんが、異世界ファンタジーの戦記物で隷王戦記というものがあります。三巻で完結ながらかなり濃い物語ですので、もしよかったらぜひ……私からのおすすめです。
激厳批評企画の参加ありがとうございます。染谷市太郎です。
正直なところ批評とかおこがましいのですが。
森の雰囲気が伝わるような文章力、素晴らしいと思います。
しかしテンポが悪いなと思うことも。
ただ、ゆっくりと進む物語のよさがあるのでテンポに関しては、好みの問題だとも思います。
続きもぜひ拝読させていただきます。
作者からの返信
これは、ご丁寧にありがとうございます。
一話に限った話ではないのですが、この物語は全体的にスローペースなんですよね……おっしゃるとおり、駆け足気味な展開を好む方とは相性が悪いですね。一話と二話のPV差に結果が如実に出てます。
これが自分のスタイルだと思うことにして、ゆっくり進む良さを出しています。ぜひぜひ、続きも見ていただけたら嬉しいです。何か気になることがありましたら、また気軽に書き込んでもらえたら幸いです。
アマノヤワラと申します。
自主企画“作品の『いい点』を伝える本棚”にご参加いただきましてありがとうございます。
めっちゃくちゃ面白いです。
・1話目の数行で惹き込まれる物語の引力。
・状況描写がすごく丁寧。
・クールで骨太で渇いたファンタジー。そして、哀しみを湛えた主人公。それを描き切る上質な三人称主体の地の文(ほのかに和の文学的香り)。
ちょっとしたセリフや地の文の中で、ごく自然にその場所の土地柄のヒントが現れるところとか大好きです。
作者からの返信
アマノヤワラさん、初めまして。
まずは読んでいただきありがとうございます、そして面白いと思ってくださりとても励みになりました。
手抜きをせずにどの話も書いておりますが、特に最初の一話は気合を入れてます。無駄な要素を一切そぎ落とし、なおかつ作品の雰囲気を読者に伝えるためだいぶ苦心しました。
硬派なダークファンタジーはなんぼあっても良いって古事記にも書いてる
作者からの返信
ミヤモトマサシもそうだそうだと言っています。
もっと書いてくれる方が増えたらいいのですけどね……。