金牛宮(タウラス)ノ章~楽園(パラディズム)
【改稿前】
悠かな日からずっと
向こう側に行きたかった
歩いても辿り着けない地図のない国
陽炎が見せる幻は
旅人の魂を喰うと云うが
それでも僕は行きたかった
そして聞こえてくるあの楽音
「オリオンの三つ星は
ギザの三大ピラミッド
南の座のスフィンクスは
「又 来たか…」
と、呟いた
【改稿後】
目覚めてるうちは辿り着けない
夜ですら立ちのぼる陽炎に
記憶を底辺から 一層ずつ喰われるのだ
それでも僕は往きたかった
聞こえてくるのは
「おりおんノ 三ツ星ハ
ぎざノ 三大ぴらみっど
南の座のスフィンクスは
朽ちた
「また来たか……」と、呟いた
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