世の中には舞台と呼ばれるところがたくさんあります。
そこは演じる役者が一番輝くところ。
もちろん、この舞台でも一際輝く役者がいます。
姫君と呼ばれる男子生徒と、王子様と呼ばれる女子生徒。
この配役、これから始まる舞台が興味深いものに間違いありません!
この男子生徒、ショタ君は女子力が異常に高く、その上かわいらしい。
王子様と呼ばれる満さんはものすごいイケメン女子。
どちらがヒーローでヒロインなのか。
そんな逆転の二人が織りなすラブコメディ。
事件やイベントが盛りだくさんのこの舞台。ハラハラドキドキはもちろん、恋の苦さも感じられます。
いろいろな想いが伝わってくるこの物語、ぜひご鑑賞ください!
主人公のショタくんはリアルシンデレラ、意地悪……ではないのですが家事をあまりしない姉たちに代わり家事をこなす、見た目もとっても可愛い中学生の男の子です。裁縫が得意で、過去には仮装のドレスを自分で縫ったという経験の持ち主。そんな特技を生かして、ある日、姉の聖子ちゃんが所属するグリ女の演劇部の衣装づくりに協力することになります。作るのはラプンツェルの王子様の衣装。王子様を演じるのは大路さんという演劇部に在籍する絶大な人気を誇るカリスマ女子なのでした。
もうね、大路さんがメチャカッコイイのですよ。読んでいるうちに私もファンになりましたから。みんなこうして大路さんに惚れていく! ええ、好きになるのに時間はかかりませんでした。
カッコイイのですけど、実はとっても可愛くて真面目で一生懸命。そんな部分も大路さんの魅力だと思います。
一方のショタくんは優しく思いやりがあって、可愛いのに可愛いだけじゃない!
真面目でひたむき、そんな彼の姿に勇気づけられた可愛い系男子もいるはずです。
好感を持てる彼の恋を応援したくなったのは私だけではないと思います。
演劇部で演じられるのは誰もが知っている演目なのですが、無月弟さんのオリジナルストーリーに書き変えられて、そんな解釈もあるのか、面白いなあ、とそれもまた魅力でした。部員たちが繰り広げる即興演劇も大変面白かったです。
男女逆転の華やかなラブストーリー、素敵な演劇の世界を覗いていきませんか?
女子高の王子さまとショタとあだ名がついてしまった女子力高め男子のヤキモキする恋物語。
……とはいえ、ただの学園恋愛ドラマではありません。
そこにはあっつい演劇にかける情熱もほとばしっているのです。
部活にかける思い、部員たちの結束、過激なファンが起こした騒動、予想外のトラブルに、素人を鍛えあげる鬼指導……とみんな大忙し。
さらに、この男女逆転気味の二人を中心に織りなす物語は、ちょいちょい冷静になるとツッコミ満載な箇所が盛りだくさん。
畳みかけるピンチに颯爽と対処する二人はどちらもイケメン(片方は女子ですが)なのですが、メイクに衣装にお菓子作りにと、力を発揮するのは主人公である男子ショタくん。
その姿がとても「カッコイイ」のです。頑張って衣装づくりをする彼、お姫様を演じる姿、プリンを、マフラーを……と、好きな相手のために奮闘する、まさに彼は「カッコイイ」のです。
爽やかで甘々、そんな物語。甘いココア片手に読んでみてはいかがでしょう。
おすすめです。
お姫様と王子様はいつまでも幸せに暮らしましたとさ。めでたし、めでたし。
なんて文章で締めたくなるような素晴らしいエンドが待っています。とだけ申し上げておきましょうか。こんな素敵なお話、ネタバレ厳禁ですからね。
主人公は『お姫様な少年』翔太君。お姫様、なんて書かれちゃうくらいですからね、それはそれはもう可愛らしい――ってそんなこと言って良いのかしら――男の子。
そして、本作のヒロイン(?)は見目麗しい『女子校の王子様』満さん。――え? 王子様? って思ったでしょう。ご安心ください、BLではございません。よく見て! 『女子校の』ですから!!
というわけで、完全に性別逆転のこの2人。果たしてヒロインはどっちなんでしょう。
コメント欄は、連日翔太君が可愛いだの、満さんがイケメンすぎるだのと大賑わい。こちらの作者さん――無月弟さんの書かれるお話はとにかく登場人物がコメント欄の皆さんに愛されまくることで有名なのですが、本作もその例に漏れず、中の人達の一挙手一投足に黄色い声援が飛び交っております。
主役級の2人だけではなく、脇役も名優ぞろいのほのぼの青春ラブコメです。ぜひ!
中高一貫校の乙木学園と聖グリム女学院。それぞれに通う、とある二人がおりました。
料理も裁縫もおまかせ。乙木の姫君と呼ばれているのは灰村翔太。
見た目も言動も超イケメンなグリ女の王子様と呼ばれているのは大路満。
ある日のこと、翔太はグリム女学院に通う姉の頼みで演劇部の手伝いをすることになったそうな――。
お姫様のような彼は、ほんとうはしっかり王子様で、王子様のような彼女は、ほんとうはかわいいお姫様。
男女逆転しているようでしていない。
男女逆転していないようでしている。
大路さんの恋。翔太くんの恋。
そして、二人の恋。
終始『恋』に振り回される、あべこべな二人の青春ラブコメディ。ここに開幕です。
裁縫もお料理もお手の物な、女子力天井知らずな可愛い男の子・翔太君と、そばにいれば女の子はキュン死しちゃうこと間違いなし!? なイケメン王子様な女の子、大路さんとの恋物語です。
ですが、二人の仲はなかなかうまく進まず……。
翔太君は演劇部の看板役者である大路さんの衣装担当として、演劇に関わっていきます。
部活の様子も丁寧に描かれており、青春部活物としても良作です!
みんなが力を合わせて頑張っている姿に、思わず胸が熱くなることも……。
見た目通りなところも、見た目とは違うところも、どちらも魅力的な翔太君と大路さんの恋物語。
ついつい見守りたくなる可愛い恋を、応援してあげてください。
全ての女子を虜にする、王子様系イケメン女子・大路さん。
女装が似合い、女子力も高いオトメン男子・翔太君(通称ショタ君)。
そんな二人が演劇部を舞台に繰り広げる、男女逆転気味の青春ラブコメです。
第一幕では、ショタ君が女子力スキルを発揮して大路さんの恋を応援します。
第二幕では、ショタ君がシンデレラに、大路さんが王子様になります。
少しずつ変化していく二人の関係と、演劇部のみんなと力を合わせて一つのお芝居を作り上げていく喜び。
爽やかな青春の一幕がきらきら眩しい。読者の皆さんは観客の一員となり、素敵なときめきと感動を味わうことでしょう。
いくら王子様のようでも、大路さんは女の子です。
いくらお姫様のようでも、ショタ君は男の子です。
この男女逆転劇の幕が下りた後、二人に幸せは訪れるのでしょうか。
物語はクライマックス。皆さんもぜひ、彼らの舞台裏を覗いてみてください!
第一幕読了後のレビューになります。
主人公の少年は、中学三年生の翔太君。
彼は女ばかりの家族の中でテキパキと家事をこなし、裁縫も得意な男の子。
見た目にも可愛らしく、学校でもお姫様との異名をもっています。
そんな彼が、ちょっと暴力的なお姉ちゃんの所属する女子高の演劇部の衣装製作を手伝うことになるのですが、彼の手がける衣装は、王子様の異名で人気の高い大路さんの着るものでした。
衣装を作るショタ君と、その衣装を着て役を演じる大路さん。
そんな二人が、大路さんの初恋をめぐってぐっと距離を縮めていきます。
普段は凛々しい大路さんが恋をしたことで見せる一面に接することで、やがてショタ君は自分自身の初恋にも気づいて────
凛々しい大路さんが見せるポンコツな一面や、何事にも一生懸命に取り組む健気な姿は、女の子らしくてとても可愛らしい。
一方のショタ君も、女子力を遺憾なく発揮しつつも、大路さんの恋を見守り後押しし、彼女を気にかける包容力は男性としてとても魅力的なのです。
男の子だけど女の子っぽくて、でもやっぱり優しく頼りになるショタ君。
女の子だけど男の子っぽくて、でもやっぱり可愛らしい大路さん。
第一幕完結時は、第二幕に向けてショタ君の心が大きく動き出しそうな予感がしています。
微笑ましい二人の恋の行方をこの先も楽しく見守りたいと思います♪
隣り合う中高一貫校には、それぞれ名物生徒がいます。
王子様のように格好いい大路さんという女子高生。
姫君のように可憐な翔太くんという男子中学生。
ふたりは翔太くんのお姉さんを通じて出会い、演劇部という部活のなかで距離感を縮めていくのですが……。
なんといっても、格好いいのは、大路さん!
へなちょこ男子が口に出したら、鼻で嗤われそうな台詞も、彼女がひとたび発すれば、キュン死する女子であふれかえる。
面倒見が良く、親切で、愛情深い。
姉御肌なのに、自分の恋には非常に不器用、というところもまた、ポイントが高い。
おまけに、料理も……。
うん。これについては、彼女の名誉のためにこれ以上触れずにおきましょう。冷蔵庫が中から爆発しなくて良かった。
そんな彼女に、次第に惹かれていく翔太くん。
だけど、彼女には好きな男子がいて……。
なにより、自分は年下だし、身長だって彼女より下。時折、頭を撫でられては複雑な気分。
さて。
この、なんだかおかしなふたりの恋の行方はいかに?
コメディ色の強い本作は、毎日更新中です!
中高一貫校に通う翔太は、姫君と呼ばれるほど可憐で家事も得意な男の子。
あるとき姉の頼みで隣接する女学院の演劇部で行われるラプンツェルの衣装を作ることになり……。
連載中「劇の練習と、胸のモヤモヤ」まで読了時点でのレビューとなります。
乙木学園のお姫様と呼ばれる翔太は料理も裁縫も得意な上、性格的にも非常にできた良い男子。
ちょっとやそっとの揶揄ではへこたれたりしない強くて柔軟な意思を持ってます。
対する、聖グリム女学院の王子様と呼ばれ、親衛隊まである満は、とても潔くて颯爽としたイケメン女子。
でも恋愛に関してはびっくりするくらいシドロモドロになってしまう可愛い面もあり。
この二人のあべこべ具合の書き分けが非常にお上手で、どちらのキャラもよく立っています。
文章や説明も丁寧で大変読み進めやすく、設定や物語の流れがしっかりと練られていると感じられました。
今、翔太は少しだけ自分の心が揺れていることに気づいたところ。
満は翔太の先輩に恋をしていて、それを翔太が応援しているという構図です。
ここからの展開、どうなっていくのか楽しみでなりません。