第2話

蝶の幼虫は地中に潜ることはなく、葉の上で絶えず擬態を駆使して行動している。

対して甲虫の類の昆虫は地中で過ごすものも多い。

目のない裁判官、モグラ先生の目をかいくぐり、甲虫やセミは地上の世界をみる。


トンボは川の中にヤゴを宿して、成虫出来れば空を飛んで昆虫の王になる。

タイミングはどこにでもあるのだろうか。

もしも噛み合えば良くなるものもあり、もしも上手く行かなければ悪くなることもある。


命があるならば、時間の流れはない

あるのは目の前のレバースイッチのみ


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