第25話

すごい楽しい時間は

あっと言う間にすぎて

もう日が落ちてきた。


もう、帰さなあかん。

切なくなる。

一緒にいたい。


俺はつおしの顔を見つめる

離れたくない。

その様子を不審に思うつおしがきく。


つ「どないしたん。」


健「お前帰さなあかんやん。

  親心配するし。」


つ「せやね。」


健「はなれたーない。」


つ「けん?」


健「やっぱ、俺お前の事

  めっちゃ好きや。」


つ「……。」


健「光先輩と、別れてくれへん。」


つ「け、、ん。」


健「俺!お前の事、守るから!

  泣かさへん。」


つ「………。」


健「何があったか、分からへん

  けど、光先輩にお前は守れへん。」


つ「なして?」


健「よく考えー。

  光先輩一つ上やねん。

  先に卒業すんねん。

  どうすんねんや。!

  俺やったら授業も昼も

  ずーと、一緒におってやれる。」


つ「……。」


健「キスして、おねがい。」


と言った健の頬に涙が溢れた。


"ズキッ"

つおしは胸が痛かった

涙流して必死に告白してくれる健に



つ「めぇ、つぶってくれへん。」


つおしは

健の首に手を回した。

軽く背のび、すると、

その口に

ゆっくり、

自分の口を近づけ


重ねた。


健は嬉しから、

次々涙が溢れる。


健はゆっくり目を開く

そこには、

腕を首にまわし、

目を瞑って、

自分の唇に唇を重ねるつおし

がいた。凄く近くに

つおしの香りを感じる


風が2人の髪を流す

凄く綺麗な光景だった。


健はつおしの唇が離れるまで

幸せをかみしめるよう

ずっと見ていた


そー、っとつおしの唇が離れていく

目を開け健を見つめるつおし

と、視線を交わし見つめ合う。

その光景は恋人同士

そのものだった。


健はそっとつおしを抱きしめ

「好きや。」

って呟いた。

つおしは、

「うん。分かってる。」

って返事した。








  

  

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