第13話

玄関に向かって話かける、

母に光が気づく。


ひ「すいません!!」


光は、そう母に言うと、

扉の向こうにいるであろう僕に

話かける。


ひ「辛いか?外に出るの

  辛いか?」


つ「辛い」


僕は正直に言った。


ひ「せやな。

  お前は繊細なんに

  あんな事。」


つ「うっ。」

また、涙が溢れる。


母「何があったの?」


ひ「俺がつおし守れなかったんです。」


母「守るって、つおし男でしょ、

  なんで、守るの?」


ひ「俺と、つおし

  愛し合ってます。」


母「えーーーーーーー!!!!」


おかんが腰を抜かし

玄関に座り込む


母「つ、つおし、ほんとうなん。」


つ「せや。」


母「えーーーーーーー!!!!」


ひ「すいません、、驚かせて、

  でも、俺本気なんです。

  愛してるんです。」


母「で、、でも、あなた達男の子じゃ。」


ひ「そうです。でも、愛してるんです。」


母「冗談でしょ。」


ひ「ほんまです。」


母「じゃあ、貴方はつおしの彼氏?」


ひ「そうです。」


崩れ落ちる、おかん。

ごめん、

けど、ほんまやねん。


母「やって、結婚したり、

  子供出来ないでしょ」


ひ「婚姻届はだせません。

  でも、誓約書は書きます。

  子供やて、養子とか、代理母とか。

  いろいろあります。」


母「本気なの?


ひ「はい。やけど、

  俺が高校卒業まで、は

  待って下さい。」


母「貴方誠実な人ね。

  びっくりしたけど、

  愛しあってるんでしょ、

  邪魔しないわ。

  だから、つおしを守ってやって。」


ひ「はい!もちろん!」


母「出て来なさいつおし、

  嫌な事から、逃げないの。

  光君待ってる。あなたを

  愛してるのよ。」


つ「おかん、、。」


母「はいはい、いつまでも、甘えない、」


玄関から、引きずりだす。


母「光君、私が出来るのは

  ここまで、後はあなたに賭けるわ。」


と、僕をつおしを光へと、

押した。

それを抱きしめる光


ひ「会いたかった、

  凄く会いたかってん。

  隠れないでや、お願いやから、

  毎日つおしの写真見とってん。」


つ「ごめん。」


ひ「隠れんやったら

  俺ここ、住むで!」


母、健、真也、和、のあ、

     「あかん!、!」


つ「ブッ"」


僕はなんか、この和気あいあい

した、雰囲気に笑ってしまった。


ひ「つおしは笑った方がかわええ♪」


光は僕の顔を掴むと、

"ちゅっ♪"と、唇にキスした。


おかんの前で………。

母「||||||@@||||||」


全員

「やるなぁー。親の前で!」


ひ「ええねん、愛してるねん。

  結婚するねんから、

  子供は養子にしとくか?」


つ「|||||||@@||||||==」

「ひかるぅ〜〜〜。はげ!」


ひ「ハゲとはなんやー

  いいねん、ハゲたら、かつらする!」


その光景を

母は

"ふふふっ"と見ていた。

  

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