第11話  傷ついた、つおし。

次の日、その次の日

僕は学校をやすんだ。


母「つおし、学校でなんかあったん?」


つ「……。」


僕はまだ、

立ち直れないでいた。


母「光君来てるわよ。」


つ「寝てる言って」


遠くで、

「ごめんさないね。つおし寝てんの。」

「そうですか。」


僕は、光にも、

会えない。

目を瞑ると、思い出される

あの光景。

"うっ"

また、涙が、溢れる。


つ「おかん。

  僕、転校したいねん。」


母「ほんとにー。どないしたの、

  でも、しょうがないわね。

  母さん学校行ってくるわ。」


おかんは、学校に向かった。



=====================


校長「やめたい?

    つおし君は何か、あったんですか?」


母「分からへんのです。

  けど、学校行きたくないって

  転校するって言ってるんです。」



そんな会話を聞いていた健!

職員室で、先生と話をしていた。



=====================


健「たいへんやーーー。」


クラスメート「どないしたん。」


健「今、つおしの母親

  校長室に、おってん

  つおし、転校する。って!」


クラスメート

「えーーーー!!!!!

 あかんで、あかん!!

 つおしは、俺らの癒しやでー。

 見てるだけでいいんにー。

 健!!光先輩に報告や!!」


======3年A組========


2年A組の生徒全員が

光のクラスに乗り込む


2年A組

「ひかるせんぱーーーい!!!!」


光「あ、お前らどないしたん」

相変わらず元気ない光。


2年A組

「大変なんですーー、!

 つおし、転校してしまいますーー!!」


☆☆☆!!!☆☆☆!!!


3年A組

「うそやろ。」


挙動不審な、3年A組!!


2年A組

「ほんまですー。今つおしの母が

 校長と話したって、なぁ、健!」


健「ほんまやねん、つおしの

  おかんやった!!」


3年A組

「えーーーーーー!!!

 あかんやん。俺らのアイドル

 どうすんねん!

 俺らの癒しやでーーー。」


2年A組と同じ事いう、3年A組。


和「お前、どないすんねん。」


真也「ほんまや、つおしいなくなって 

   しまうで、」


その噂はあっと言う間に

学校内に広まる。



1年

「あの可愛い先輩、転校するってよ。」

「えーー!あかんやん、」


のあ「うそやろ。」


2年B組

「つおし、転校するやて!」

「えー、ダメやろ合同授業の楽しみ

 なくなるわ、」


3年B組

「つおし転校するんやて、」

龍「まじ!」


全校生徒が、騒ぎ出した。


SNSにも、噂は広がる


#つおし君転校


が、バズる。


多分。つおしの耳にも届いただろう。


けど、学校に来ない、


自宅に行っても、会ってくれない。


八方塞がりである。


つおしと、光は、自然消滅を

噂された。


母「どうするの、つおし

  今の学校やめていいんやね。」


つ「うん。」


本人はやめる気でいた。










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