私は目的を決める!

 「うーん...そもそも九尾をなんてメリーに説明するか...」

 「...九尾って呼びにくい...巫女って感じでも無いし...名前決めちゃおう?...」

 「あら?私の名前かしら?なんでもいいわよ?」

 「えー...なんで皆名前無いのよ...名前考えるのやだー」

 「じゃあ...うーん...クルクでいいわよ、一時期はそう呼ばれていたからね」

 「クルク...?じゃあそう呼ぶね?クルクの事なんて説明しようかな...」

 「私の事は...ミツキの兄妹とでも言えばいいんじゃない?もしくわ友達とか言えば...」

 「それにしようかな、取り合えず当面はメリーさえ誤魔化せればなんとかなるからね」

 「そんな当面の話よりこれからの話をした方がいいんじゃない?これからどうするのマルガ?」

 「リーア...うーん...そうだよね、どうしよっか」


 最近まではクルクに関する事でしか動いてなかったから...またホルマに戻って医学について勉強するのもありだなぁ...それとももっと他の事も勉強する? 神様の所にいって魔法の勉強するのもありだ というか私は勉強以外に全然してないじゃん... うーん、もっと他の事したいとは思うけど特に無いんだよねぇ...商売とか始めてみようかな、魔法とかうまく使えば大儲け?それとも冒険者とかもありだなぁ...ミツキも一回国に戻った時冒険者やってたみたいだし うーん...でも別にお金に困ってる訳じゃないし...王様って柄でも無いし...どうしよう...


 「うーん、どうしよう?」

 「私達が口出せる事じゃないからね...マルガに決めて貰うしかないよ?」

 「リーアまで私に任せて...うーん...じゃあ取り合えず...取り合えず...皆何したい?」

 「...私はマルガと一緒なら...」

 「同じく」

 「うむ、私も一緒だな」

 「...うーん...私もマルガちゃんと一緒に居たいかな?面白そうだし」

 「結局私が決めないといけないじゃない!」

 「そうだね?」

 「...うぐぅ...ここでだらだらしながら考えようかな、ちょっとメリーに相談してくる」


 メリーに相談してみよう、ルクロンで勉強しながら普通に過ごすのもありな気がする...うん、王様とかそういう仕事は絶対に嫌だけど時間が取れる仕事ぐらいならやってみたい...!やっぱりお店?パンでも売ってみようかな


 「メリー?」

 「はい、なんでしょうか?」

 「今私がルクロンに戻って何かやる事ってある?」

 「やる事...ですか?...」

 「うん」

 「そうですねぇ...王位を継ぐのならやる事は沢山ありますが...継ぐ気が無いのは分かっていますので特にやる事は無いですね、仕事が欲しいというのなら用意はできますが」

 「...因みに仕事っていうのは?...」

 「簡単なのだと、この家の管理でしょうか?要は住んでいただくだけですね、それ以外だったらお城で何かしらの役職についていただくとか...ですかね」

 「それだったら楽ちんっぽいしこの家の管理かなぁ...住めばいいんでしょ?任せて!」


 住むだけのお仕事 共和国なら知り合いも居るだろうしご飯も美味しい、それに今の私はお金もある食料もある一応従者も居るで完璧だからね 皆がいいならここに住んじゃおう...楽しみだなぁ...

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