私は料理を作る!
こんなに話したのはとっても久しぶりだ ずっと喋っていた 最初の村の様な所でお野菜を貰った話から魔の森の前の街の話、魔の森に入ってから色々探索したり魔獣に襲われた話 エルフと仲良くなって国に案内されたと思ったら捕まって危なかったお話 でもエルフの国の人は普通にいい人達だったから偏見で見ないで欲しい その後に魔族とあったり信じて貰えるか分からないけど神様とあったり とにかく沢山の事を話した メイドの皆もお茶を飲みながら話を聞いていた よく信じてくれるなぁ...
結局予想した通り話終えた辺りでお腹が空いてきたので私が料理を作るというと皆目を丸くして冗談かと思っていたみたいだけど本当に作るというと楽しみと言ってくれた 頑張ろう どうしてか知らないけどミツキは大丈夫って言ってきた けど美味しいって言ってくれたからね、頑張って作らないと...!
料理を作って味見をしてみる うん、やっぱり美味しい...本当に料理の才能があるのかもしれない 後は運ぶだけだけどそこはメイドさんが手伝ってくれた机に並べていって皆で食べていく うん、美味しい...今日作ったのはルクロンの料理で名前はちょっと忘れちゃったけど自分で食べて美味しいと思った物だ パパも見ただけで美味しそうと言ってくれたので多分成功だろう さぁ食べて貰おう
◆◇◆◇
食べて貰ったら皆プルプル震えた後に美味しいと言ってくれた そんなに震えるくらい美味しかったのか やっぱり才能があるのかもしれない 天才って呼んでほしい
「...食べました?...」
「...あぁ...食べたよ...」
皆でひそひそ話しているけど何を話しているんだろう でも聞こえない様にはなしているなぁ
「...これは...作らせたらだめだな」
「...早急に厨房への禁止令を出しておきたいと思います...」
「そうだね...これは現実を教えてあげた方がいいかな...マルガ、おいで?」
「ん?どうしたの?」
「これを食べて見なさい」
「...ん?...はーい」
どうしたんだろう まぁ言われた通り食べちゃおう うん、美味しい これならみんなが食べていた物もいい出来だ 美味しい
「...普通に食べている...美味しいかいマルガ?」
「美味しいよ?自分で作ったからね!」
◆◇◆◇
皆が食べ終わった後休憩していたんだけど私達にはベスティアに行く用事もあるからと思ってパパに伝えるとマルガが行きたいなら行くといいと言われた パパ的には疲れてないならまたベスティアに寄ってから帰ってきてゆっくりすればいいさなんて言ってきたのでそれに甘えようと思う ベスティアに行ってミツキ...もとい九尾の用事を終わらしたら一応私が聞いた用事は全て終わるのかな? その時にどうなるのかは全く分からないけどね
「...じゃあ行ってきます...すぐに帰って来るね?」
「ああ、気をつけてな」
パパに見送ってもらいながらベスティアに飛ぶ、ベスティアのどこに飛ぼうか悩んだけどベスティアの付近に転移してきてそのまま国に入っちゃおう ミツキが居るから検問はパス出来るはず というか出来ました
「...用があるのは王様だっけ?私どうしたらいいの?」
「...あぁ...そうだね...特に何もしなくてもいいけど...挨拶って事で一応お城に行く?...」
「うーん...そうしよっか...」
結局お城に行くことになりました 用事って何だろう また挨拶している間に九尾が用事を終わらしちゃうのかな とにかく私は挨拶...挨拶...一番最後に娘をくださいって言った人にどんな顔して挨拶すればいいんだ!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます