私は試練を与えられる!①
「...え?」
「マルガちゃんがミツキちゃんを殺せば九尾も止めれるよ?」
「...そ、それ以外に無いの?...精神体を体から出す方法は...」
「ミツキちゃんは契約して体を渡したんでしょ?それで九尾の方に主導権があると...無理だね」
「...」
「殺しちゃったらミツキちゃんには悪いけど...九尾も殺せるのはチャンスかもしれない」
「だめだよ!?」
「それはマルガちゃんのちゃんのわがままだよ?僕たち神は九尾を殺せばあの邪神が復活する事も無くなるからむしろ今が狙いだと思ってるからね?」
「それは絶対にだめ...」
「...まぁ君に僕たちを止めれるとは思わないけど...取り合えず要件はこんな物だよ、頭に入れておいてね、殺さないと止めれない事を」
ミツキを殺さないとあの九尾を止めれない 私がやらないと神様達が狙う でも私に神様を止める力があるかどうか...あれ?これ殆ど詰んでる? これはリーアに相談してどうにかしないと行けない なんなら九尾にも事情を説明するしか無いけど...うーん本当にどうしよう
◆◇◆◇
「...はうっ...」
「...大丈夫?寝てたけど...眠いなら一回宿戻る?...」
「...そうしようかな...」
どうやら寝ていたみたい リーアに相談して...ブリザとかも話してなんとかなるかな... だめだ、ミツキが死んじゃうってちょっと考えただけで思考が停止しちゃう どうしよう 私がどうにかしないと行けない
「...何かあったの?...」
「え?」
「...思いつめた顔してるし...全然余裕無さそうだよ?...」
「...大丈夫だよ!全然平気!」
ミツキに心配はかけれない 九尾に感づかれてもいけない なんか知らないけど胃が痛くなってきた...さっさと帰ってリーアに相談しちゃおう
「ただいまー」
「おかえり、デート二日目はどうだった?」
「...本を読んだだけだったけど有意義だった...」
「デートじゃなくて勉強しただけだし...」
「それより大丈夫?マルガの顔色が悪いけど?」
「もしかしてミツキの風邪がマルガに移ったんじゃないか?」
「変な事言わないでブリザ...大丈夫だから...ちょっと悩み事があるだけ...」
「...聞く?...」
「大丈夫だよ?」
「...そう...」
ミツキには喋れないし...どうにかしないと 私とリーアで... リーアならきっと一緒に考えて解決できるはず
「なるほどね...ミツキがなんであの九尾と契約したか分かったわ」
「...え?...」
「え!?なんで分かったリーア?」
「...その前に...ミツキ?ちょっとこっち来て」
「...分かった...」
ミツキとリーアが一度外の廊下に出ていってしまった どうやって分かったんだろう、今の何かにヒントがあったのかな 全然分からない やっぱりリーアは凄いと思う 私なんか全然まだまだだ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます