私は目的を決める!

 「...それでいつ話を聞きに行くの?...」

 「ん...明日ー...」

 「それ昨日も聞いたけど、マルガ結局二日ぐらいそこから出ようとしないじゃない」


 そう、実は初日にこたつに入って以来二日ぐらいこたつを中心に生活をしてしまっている この魔道具家にも欲しいし...ちょっと作ってみるかここで購入を検討したい、ただルクロンだとそこまで寒くならないから要らないかも?もしろホルマの様に寒くないとだめまであるね


 「...んー...まぁまぁ...」

 「そこまでぐうたらするなんて予想外...観光はどうするの?」

 「...まぁまだお金にも余裕があるし...だらだらしちゃおー」

 「...どうやって引きずりそうかな...この魔道具ちょっとマルガに悪すぎる...」

 「...なんて悪魔みたいなことを...この魔道具は最高なんだよ?...」


 うーむ、こたつから出たくないしもうこの寒波みたいなものが収まるまでずっと泊まってもいいんじゃないか? そしたらこたつに引き篭もってても問題は無いし...うん、それだ!それで行こう


 「...マルガ...今日までだからね...明日までに出ないと魔道具で強制的に動かすからね...」

 「え?...」

 「なんでそんな全て終わったみたいな顔をするの?貴女そんな場所で食っちゃ寝してたら太るわよ?」

 「...それに魔法を禁止にして体力を付けさせている意味が無くなる...正直二日でも長い休み...」

 「えー...でも太ってないよ?」

 「そりゃあ二日ぐらいでいきなり太らないわよ、いいの?太ったらミツキとかに愛想尽かされるかもよ?」

 「...それは困る...」

 「だったら外を歩いたりして運動しなよ?別にこたつに入るなって言ってる訳じゃないのよ?」

 「...後この国で魔法の勉強をするんじゃなかったの?...」

 「そういえばそうだった...!」

 「...割と大事な目的だったのに...まぁマルガがいいならいいけど...」

 「分かったから...明日からちゃんと目的の為に動くから...」

 「...その明日からって言うのが信用できないんだけど...今日までね?」


 なんやかんやでミツキは許してくれるからきっと私に甘くてずっと優しい 明日出るって言ったけど明日の目的を今のうちに決めちゃおう 具体的にはこの寒波らしき物について調べる 次に魔法を勉強する 最後に観光したい ただ観光についてはこの寒さが消えないとちょっと辛い、お店もあんまり空いてないし


 「...この魔道具作れる様になったらルクロンとかで売れるかな」

 「...ルクロンあんまり寒くならないから売れないと思うよ?...」

 「そうだ、目的の一つに魔道具の作り方を勉強するを追加しよう...自由に作れる様になったら色々便利な物を作りたい」

 「...いいかもね、マルガは沢山の魔法が使えるし...頑張って?...」

 「私が勉強する間ミツキはどうするの?」

 「...一緒に行動して私も勉強...かな...滅多に無い機会だし...」


 ミツキと勉強かー、共和国に居た時を思い出すなー...あ、後出来るなら魔族の知り合いとか作りたいよね 可愛くて気があう魔族...出来れば女の子で


 「...マルガ?...」

 「なーに?」

 「...浮気したら...ね?...」


 何だろう、私の思考を読んで遠回しに脅迫をする事を辞めて欲しいんだけど...しかも何かするって言ってないのが一番怖いよね 別に浮気じゃあないんだけどね?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る