私はこたつに入る!
「おぉ...」
「...マルガも魔道具作ってみると面白いかもね...」
私は魔道具でドアを開けて入った後に鍵を閉めるだけで感動していた...これはまさに現代のオートロック...!現代のオートロック見た事無いしそういうものがあるっていう知識しか知らないけどね ふむ...ガシャガシャしてるだけで楽しい
「...そんなのではしゃぐなんてまだまだ子供だね...」
「そんな物じゃない?」
「...はっ...こんな事してる場合じゃない...うーん、こういう天気って実はいつも通りじゃないのかな...受付の人もこんな時期に来るのかって言ってたし...大寒波?」
「...どうなんだろうね...でも着込んだら問題無いぐらいだし...何とも言えないね...」
「これは皆に聞き込みしないと...!」
「...でも誰も外に出てないけど...どうやって聞くの?...しかも人に話聞くときに一回身構えるのに?...」
「が、頑張るし...さっきの受付の人とかに聞くし...」
「...本当に大丈夫かな...」
「...今日は大人しくして明日から...ね?」
別に今日焦りながらやる必要もないし...うん、逃げてないよ? 今日は沢山歩いているし寒い中歩いたし休憩してもいいんじゃないだろうか いや、いいに決まっている という訳で明日にしよう
「...ん?なんだろうこれ...」
「これは...こたつ?」
「...知ってるのマルガ?...」
「え?...あー...み、見た事があるの!」
「...そう?どんなの効果か知っている?...」
「えーと...中に入ると温かい?」
「...まぁ私はいいや...」
「じゃあ私は入っちゃおう!」
ミツキが入らないならしょうがない 私は入っちゃう...おぉ...さっきついたのかな、ゆっくりと温かくなっていく 前世だとこたつに入った事が無かったからどんな物かって気になってはいたけど...これはヤバイ...どんどんとろけちゃう...なんかこたつで寝ると風邪引いちゃうって聞いた覚えがあるような無いような...
「,,,入っちゃった...しかもすっごい蕩けてるし...眠りそう...簡単に眠れるのかな...?」
「凄いわね、ちょっと気になるけど多分ちゃんとした使い方は座って机みたいに使うんだろうけど...マルガ全身入っちゃったよね?」
「...私もそう思う...まぁいっか、今のうちに夜ご飯の準備をしようかな...」
◆◇◆◇
「...へっ...あれ...ここ何処だ...温かい...」
「...んー...こんな物かな...」
一応ミツキの声が聞こえるって事は前みたいに攫われたとかそういう訳じゃない...ぬくぬくで気持ちいい...このまま二度寝しちゃおう...
「...ん?...また寝息...寝ちゃったのね...そろそろご飯だから起こしたいけど...もう少し寝かしてあげよう...」
「ミツキも甘いわね、さっさと起こせばいいのに...」
「...まぁ...マルガああやって寝る事が好きみたいだから...まぁ...そのまま...」
◆◇◆◇
「...マルガ...起きて...」
「...ふぇ?...なに...?」
「...もうご飯...顔洗って来て...」
「...えー...ここで食べる...大丈夫...」
こたつがぬくぬくすぎて出たくない これが魔道具...多分中身にブラックホールとか搭載されているから抜け出すのは無理かな このままぬくぬくとこたつむりになっちゃうけどまぁ私的にはそれでも全然あり...
「...まぁいいけど...じゃあ寄って、私もそこで食べるから...」
「...ん...しょうがない...」
こたつに一緒に入って鍋の様な物を食べる...ミツキが作った鍋...うん!美味しい、料理付きの宿取ったのに料理しちゃってるけどこたつから出たくないしそれはそれでありなのか...うん!こたつに入って食べる鍋はとっても美味しい!
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