私は次の目的を決める!

 「...どうしようか...このまま出ていくか...何かしらするか...」

 「このまま国を出ていいんじゃない?魔の森をまっすぐ行ったら面白い国とかありそうだし」

 「...私の記憶だと...国は...魔族の国しかないから...そこを目指す?...」

 「そうだねー...とりあえず旅なんだし国を回りたいよね...」

 「...行く先はマルガに任せるよ...私は何処であろうとついていくから...」

 「ありがたいけどそこまで信用されるとちょっと怖いね...」

 「...だって私はマルガの物だからね?...」

 「その弄りやっぱりやめて欲しいかなー!?思い出すたびに恥ずかしいんだけど!?」

 「...ふふふ...嬉しかったのは本当だよ?...」


 とりあえず本当にどうしようかな...まぁこのまま旅を続行して別の国...えーと魔族の国?を目指す旅に進路変更...そして最終目的どうしようかな...世界一周?それとも全ての国を回ったら帰郷する? 悩ましい、そこら辺はミツキと相談しながらかな?


 「ミツキ?ミツキにとってこの旅での最終目的って何?」

 「...うーん...マルガとの既成事実...かなぁ?...」

 「...何を言ってるのかな?...」

 「...まぁ...そうだね...マルガが成人したら式をあげたいな...」

 「本当に何を言ってるのかな!?」

 「...え?おかしい事言ってる?...」

 「言ってると思うよ...?え?あれ?私がおかしい?」

 「...好きな子と結婚したいと思うのは普通でしょ?...相手との両想い...普通でしょ?」

 「...普通に聞こえるなぁ...まぁいいか...」

 「...じゃあこの国を出ようか...」

 「そうだね」


 流石に堂々と出ていったら事情を知っているエルフに見つかる可能性もあるし、面倒くさい事になりそうだから...転移魔法で国の外まで出ちゃおう、あの部下みたいなのに仕返し...したかったけどまぁリウムがあの状態になってる事が部下にとって仕返しみたいな物でしょ


    ◆◇◆◇


 「...この国は疲れたけど...まぁ...いいか」

 「というかエルフの国にいる間リーア一回も来なかったけどどうしたんだろう...ちょっと呼び出してみようかな?」

 「...何かあったのかもしれないし...まぁ心配だからね...」

 「うん...リーア!おいで!」


 位置は分からないが私とリーアは契約をしているので私が一方的に召喚する事が出来る、相手のタイミングが悪かったら拒否する事も出来る召喚だが基本リーアは呼んだら来るので大丈夫なんだけど


 「だーかーら!...あれ?」

 「もしかしてタイミング悪かった?...だったら拒否してもよかったのに...」

 「え?ああぁ、タイミングは悪かったけどあの場所から出してくれたありがたかったから特に問題は無いわよ」

 「誰と話していたの?」

 「うーん...神達かな?」

 「...やっぱりリーアってすごい妖精なのよね...」

 「聞かなかったことにしよう、じゃあ旅の続きをしようかな!」

 「あら?気になるって言うと思ったけど、はぁー...本当に疲れた...」


 神と話していたにしてもあんな普通に話している辺り慣れているんだろうな...何の話をしていたかは気になるにはなるんだけど...なんか首を突っ込んだら面倒になる気がして...

 次の目標は魔族の国かな?こっちは何も情報無いし道とか分かるかな...私が持ってきた地図にあったかもしれない、とりあえずゆっくり行こうかな

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