私はリウムさんとお話をする!
「タイミングが悪いって事は...この国で観光が出来ない?」
「えーと...出来るには出来ますけど...ちょっと落ち着くのには不向きだと思いますよ~?」
「...にゃるほど...うーん?...」
「...その大型の魔獣が消えたら落ち着く?...」
「そうですね~...それで森のざわつきが収まると思いますから...多分?」
「...じゃあその...大型の魔獣に遭遇したっていう部下に合わせて?...」
「え~?別に構わないですけど...ちょっと待っててください」
なんて言ってリウムさんは席を離れてどこかにいった その部下でも呼びにいったのだろう 部下ってどんな人かな...予想はあの時会ったエルフかな?それだったら大型の魔獣に付いても聞けるし...後仕返しもついでに...?
「お待たせ~、連れてきたわよ~」
「私に用があるお客様とはいったい...え!?」
リウムさんが連れてきたのはやっぱりあの時私達に魔獣を押し付けたエルフだった 名前とかは知らないけど顔と魔力はちゃんと覚えているからね、調査している部下が一般人に魔獣押し付けないでよ
「い、生きてたのですか...」
「その言い方だと死んだみたいな言い方になってるよ?」
「い、いえ...その...あの魔獣達に相手して逃げれるとは思ってもいなかったので」
「いきなり押し付けられて大変だったのに...」
「...貴女が追いかけられていた魔獣...あれが主?...」
「え?...そうですね...あの大型で大量に魔獣を引き連れている魔獣が暴れている主だと推測されてます」
「...なるほどね...なんとなく分かってきた...」
「え?何が?」
「...後で説明してあげる...」
何が分かったのだろう、特に何も考えていなかったから分かる気も無かったのよね 仕返しどうしようかな...うーん...魔獣に追いかけさせたい...どうにか...どうにか出来ないかな...それともリウムさんに相談して減給?
「...えっとね...あの魔獣は多分魔獣を操れるか従わせることが出来たんだと思う...」
「うんうん」
「...でも私達はあの魔獣を倒しちゃったでしょ?...」
「うん」
「...え?...今聞いては行けない言葉が聞こえた気がしたのですが?」
「...それであの魔獣の...まぁさっき言った能力が消えた...もしくわマルガにその能力が移ったんだと思う...」
「ほえ?」
「...だから昨日から魔獣に襲われる所か寄ってすら来なかったでしょ?...」
「うーん...?本当かなぁ...?」
「...まぁ落ち着いたときにでも鑑定すれば...分かるかも?」
「す、すいません!」
「なーに?」
「...あの魔獣を倒した?嘘ですよね?」
「嘘だったら今生きてないと思うよ?」
「...王妃様?この人たち何なんですか?」
「友達?」
友達...一つの国の王様と友達ってなんか凄いよね、ちょっと自慢できるかも?
「そうね~...悪いけどもう一度調査に行ってもらえる~?」
「そうですね...ちょっと...何人か連れてまた行きたいと思います」
「マルガちゃんとミツキ?これが本当なら凄い事よ?最近のグリードの頭痛の種が消えたんだから」
「...私達は押し付けられた魔獣を倒しただけだから...」
「大変だった...美味しい物が食べたい」
「...リウムにも会えたし...取り合えず...宿でも取って少し休憩したいな...」
「休暇だ休暇!」
「じゃあ...うーん...ここに泊まる?」
「え?」
「...ここ?...」
「そう、ここならタダだし客室もあるから問題ないわよ~」
「...リウムがいいのならお言葉に甘えるけど...」
「どうせ一部屋よね?」
「...勿論...」
「それなら泊まっていってよ~まだお話しましょ?」
リウムさんがそういうのならお言葉に甘えるけど...大丈夫なのかな? でもリウムさんも私の魔法についてちょっと知っているだろうしまぁ大丈夫か...さっきミツキが言った通りあの魔獣を倒した事で私に何かしら魔法が付与されているのならそれも気になるし...その前に美味しいご飯...!
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