私はリウムさんに会う!
「すいません、お待たせしました」
「割と歩いた...やっぱりだけど広いなぁ...」
「この中でお待ちです、あまり無礼をしないように...」
「...でかくない?...しかもそんな注意が入るって...どんな偉いの?」
「...知ってる身だと...こんなに面白いんだね...」
「案内する私としては心臓が痛いというか...胃が痛いというか」
「...本当にごめんなさい...でも...ちょっと面白いから...」
「もう諦めました」
「え?」
ミツキは知っているって何を知っているのだろう...というか絶対に偉いよね、うん...あんまり粗相のない様にしよう...リウムさん...イメージがお姉さん系ってイメージしかないんだよね...
「...あら?ミツキ...よね?」
「...久しぶり...リウム...元気だった?...」
「卒業ぶりね~、その子はマルガちゃんかしら?」
「...わぁ...本当にリウムさんだ...」
「可愛くなったわね~、それに...とっても大きくなって...」
「...まぁ今回来たのは...ちょっとエルフ探しと...観光?...」
「観光に来てくれたのは嬉しいけど...ちょっとタイミングが悪いかな~?」
「...ねぇ?ミツキ?...結局リウムさんって...何?」
「...聞いてみたら?...」
「え~?...もしかして知らないで来ちゃった~?」
「教えて欲しい...リウムさんって貴族?」
「んー...貴族では...ないね~」
「え?」
貴族では無いのに...こんな偉そう?...え?なんなのだろう?ちょっと分かんない
「えーと...4代目王妃...リウム・ブランカです、どうぞお見知りおきを...ふふ?」
「...え?...」
「つまり...王族というか...王様?」
「ええぇ!?リウムさんが...?この国の?」
「そうなりますね~」
「だからあの人あんなに私に対して注意してたんだ...なるほど...」
「...傍から見ていると面白かった...」
面白かったって...一言教えてくれるだけでもよかったのに...王様なのか...お姫様とかじゃなくてちゃんと王様...ちょっと凄いなぁ...
ん?って事は今ここに元も含めて三カ国の王女が居るのね...ここ凄いね
「...それで..タイミングが悪いって...?」
「あぁ...えーとね?今魔の森で...主っていうのかな?大型の魔獣が最近暴れていまして...」
「...そう...」
「それで私の...なんていえばいいかしら...まぁ私の部下が調査に向かっていたんだけど...昨日その大型の魔獣に遭遇していたんだけど...群れを率いて暴れていたらしいのよね」
「...え?」
「...じゃああのエルフはリウムの部下なのね?...」
「え~?面識あるの?」
「...まぁ...」
「ちょっとだけ?」
面識があるというか...小さい恨みというか...それよりあの魔獣に群れがもしかしてリウムさん達を困らしてる群れなのかな...よく分かんないね、でもそんな強くなかったし流石に別の魔獣な気がする...あれより大きくて強いのかな...?
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