私はグリードに行く!③
進んで...休憩をして...やっと見えてきた...けど国?なのかな...とっても太くて大きい蔦の様な物に囲まれている...これが壁になっているのかな?すっごい構造...でもエルフって植物の操る魔法とかあったしそれを使って壁にしてるのかな? とっても器用...
なんて思っていたら...その蔦が動き出して私達に近づいてきた...?操っているのかそれとも自衛する機能があるのか...うーん?
「...貴様ら!何の用だ!」
「...ん?」
「何の用だと聞いている、抵抗するのならば拘束させてもらう!」
「おー...エルフだ...やっぱり美形...」
「...用は観光とエルフ探し...探してる人物が居る...」
「...探してるエルフの名前は?...」
「...一人は分からないけど...一人は分かる...」
「誰だ?」
「...リウム...」
「なっ...貴様...何者だ?」
「...うーん...リウムにミツキが来たって伝えてくれたら知り合いって事実が分かる...と思う...」
「...もう一人の人探しも聞いておこう」
「...顔は分からないけど...昨日魔獣に追われて逃げたエルフを探してる...」
「...?...分かった、探しておこう...だが念のためだ、事実が確認できるまでそこで待ってもらっても大丈夫か?」
「...問題無い...」
いきなり声が聞こえたと思ったら蔦の上に割とイケメンなエルフが居るし...やっぱりいきなり私達が来たせいで警戒しているのかな?まぁリウムさんに確認したら入れそうだ リウムさんの名前を出したとき何故か驚いていたけど実は有名人とかなのかな...貴族の娘とか...!もしくわうーん...分かんないや、きっと有名なんだろうね
◆◇◆◇
「...長いなぁ...お昼になるけど」
「...まぁまぁ...私達は時間なら沢山あるし...気長に待とう?...」
「ミツキがいいならいいけど...うーん...お昼ご飯食べよう...」
「...そうだね、今日は特に準備してないから...私も何か頂戴?...」
「いいよ!なんでもあげるよ!」
「...じゃあ...うーん,,,ルクロンの料理...とか?...」
「はい!」
ミツキがリクエストを出したなら一瞬で出してあげる、それが私...なんてかっこつけてるけどこれ作ったの別に私じゃないんだよね...ルクロンだと全然料理させてくれなかったし...ただミツキが一回作らしてくれた時はかなりいい出来だったからまた作ってみようかな...
「...美味しい...」
「...まだかな?...」
「すまない、かなり待たせたね。確認が取れたよ」
「つまり?」
「グリードに入国を許可する...と言いたいんだけどちゃんと手続きをしてから入ってもらおう」
「ありゃ...何処に行けばいい?...」
「この蔦に乗るといい、運んであげるから」
言われた通りに蔦に乗ると蔦が動き出す、やっぱり魔法で動かしているみたいだ すごい...乗り物みたい...おおっ、この高さは浮遊魔法使った時と似ている...!
「顔も見せずにすみませんでした、私はここで兵長をしているものです、兵長さん...とでもお呼びください」
「...手続きって...まぁ入国の手続きか...」
「そうですね...身分が証明できる物とか...後はリウム様が会いたいとおっしゃってたのでそれの準備を少し...」
「...様?...なんでリウムさんに様がついているの?」
「貴様...知らないのか?」
「...私は知ってるけど...マルガには驚いて欲しいから少し内緒にしてもらえる?...」
「分かりました...着きました、ではこちらに身分を証明できるものをどうぞ」
「...はい...」
「...確か冒険者のプレートを出せばいいんだよね?...」
「はい、では少々お待ちください」
プレート持って行っちゃった...大丈夫なのかな? 何に使うのか全く想像できないんだけど...プレートで身分証明できる意味も分かんないし...もしかして国のセキュリティってガバガバとかだったりする? 試してみたいけど仕組みが分からないから...変な事して国に入れないとか嫌だし...
「はい、お待たせしました、グリードへようこそ、よく魔の森を抜けれましたね」
「魔の森は...疲れた」
「...んー...私達はこのままリウムに会いに行けばいい?...」
「そうですね、ここから案内するので」
久しぶりにリウムさんに会える...何年ぶりなのかな...5年とか?すっごい久しぶりだなー...ちょっと楽しみだけど...さっきからリウム様っていうのが気になる...様って事は偉いって事だよね...貴族とかなのかな?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます