私は情報収集をする!①

 まぁ結局何がある訳でも無くただ私はミツキのお風呂上りにドキドキしただけだった 美人のお風呂上りってなんかこう...えっちだよね 髪の毛が濡れてる所とか、後なんでか知らないけどいい匂いもするし 私?私は美人っていうタイプじゃないしお風呂上りは特にいい匂いする訳でも無いから大丈夫かな


 「...マルガ?...」

 「はい?どうかした?」

 「...本当にお風呂入らない?...」

 「え?絶対にやだよ?」

 「...そう...じゃあ明日無理やり入れてあげるね...」

 「どうして!?」

 「...なんとなくよ、気にしないで...」

 「気にするよ!というかどうせ入るなら一人で入れるから!」

 「...まぁまぁ...気にしないでよ...私が手取り足取りしてあげるから...」

 「結構です!恥ずかしいし!」


 いきなりどうしたんだろうか お風呂は嫌いだしミツキに入れられるなんて恥ずかしすぎて死んでしまいそうだ そうだなぁ...私が後もう少し成長しても...やっぱり嫌かな?一緒にお風呂に入るなんて


 「...今日は早く寝て、明日の朝から色々聞きに行きましょう...時間が余ったらここでも少しギルドで依頼でも受けてみましょう...」

 「ん、分かった...じゃあおやすみ」


         ◆◇◆◇


 「...マルガ...もう朝だよ?...」

 「...ん..後...五年...」

 「...長すぎでしょ...ほら、さっさと起きて...起きないとキスするよ...」

 「...え?...んんぅ...ねるぅ」

 「...よし、私は言ったからね...」


 眠すぎて何を言ってるのか聞き取れなかったがミツキが顔をどんどん近づけているのを見てこれは夢なんだなって実感した ミツキがこんな正直にぐいぐい来るなんて幸せな事夢でしょ? って事は大体キスする直前で夢でしたーっていう夢オチって言うのまで理解したよ?


 「...んくっ!?」

 「...あ、起きた...」

 「え!?..あれ...夢じゃ...え!?」

 「...うーん、マルガの唇柔らかくて可愛い...おかわり...」

 「だめだめだめ!」

 「...どうして?...誰も見てないよ?...」

 「そうじゃなくて...!私が恥ずかしいの...!」

 「...そう...可愛かったのに...」


 私のキス...多分初めてだけど...どうしてこう...ロマンチックとかじゃなくてミツキにいい様にキスされるんだろう...!恥ずかしいに決まってるし完全に夢だと思っていたから不意打ち感が私の中で凄い...うぅ...今日からちゃんと顔を見る事が出来なさそう


 「...じゃあ準備して?寝ぐせとかすごいよ?...」

 「うぅ...やだぁ...今日は部屋に引き篭もるぅ...!」

 「...もっとキスするよ?...」

 「ごめんなさい!準備します!」


 急いで洗面所へと向かう...水で髪の毛治さないと...それに朝は歯も磨きたい...朝はご飯から食べて歯を磨く人と歯を磨いてご飯を食べる人が居るよね 私は後者の方だけどね


 「...ふわぁ...準備した...」

 「...じゃあ朝ごはん食べてそれから...ギルドに向かおうか...」

 「わかった...」


 やっぱり顔を見る事が出来ない キス...柔らかかったな...それに顔がどんどん近づいて...うぅ~!恥ずかしい...!


 「...なんで顔を赤くして悶えてるの?...」

 「うるさい!ミツキのせいなんだからね!」

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