私は要求する!②
「どういう意味って...そのまんま...だよ?」
「...そう...」
ミツキはそっぽ向いてしまった、顔真っ赤になってたし、あんなに表情が出来ているの割と珍しいな、なんか表情豊かになってる?
「つまりマルガ姫は...ミツキが欲しいという事だな?」
「...姫としてじゃなくて...個人として欲しいです...!」
「...ほう?...まぁ俺としては特に問題ないぞ!本人にもちゃんと意思を聞いておけ!」
お父さん...国王からは許可を貰った、ミツキのお母さんは...すっごいニコニコしているな...なんか微笑ましい感じで見られてる 恥ずかしいな、やっぱり
「...私は...」
「お姉さま...私は応援しています!マルガ様も!」
「...よろしくおねがいします...?...」
「えっ...あっ...こちらこそ?」
「あらあら...なんか初々しくて新婚さん見ているみたいだわ」
「違います!」
「...お母さま...変な事言わないで...」
「じゃあマルガ姫はそれでいいんだな?」
「はい...一番いい物をいただきました...!」
結果だけで言えばこれで私はミツキと一緒に居ても何も問題無い状態になった、ただミツキのお母さんが変な事を言ったせいで私とミツキはずっと照れて顔が赤いままだ、なんか家族を前にして娘さんをくださいっていうときこういう気持ちなのかな、私も娘だけど
◆◇◆◇
「マルガ様、ここに居ましたか」
「あっ、メリー」
「ある程度話は伺っていましたが少し心配でした、よかったです」
「私もいい事あったし...ここでやる事も大半終わったのかな...?」
「まだですよマルガ様」
「ソウナちゃん...まだ何かあったっけ?」
「私達学校の皆と会って欲しいです...!皆が皆お礼を言いたいと言っていたので!」
「...んー...すっごい遠慮したいけど...ここまで来た以上...行かないといけないよね」
「...そうだよ、マルガがした事は実はすごい事だから...」
「ミツキ...」
「マルガ様とミツキさんは何かあったんですか?」
「い、いや?そんなことはないよメリー?」
「そうですか...さっきより距離が近いと思ったのですが...」
「気にしたら負けだよ!」
どうせ後からメリーにも言わないといけないんだけど恥ずかしくて言えないな...後で部屋にでも行った時に遠まわしにでも言っておこうかな、遠まわしにどう言うのか分からないけど...どうにかなるでしょ!!
「じゃあマルガ様、明日は私と一緒に学校に来てもらえますか?」
「うん、問題無いよ、メリーは...どうする?」
「私はどちらでも大丈夫ですよ、もしついて来て欲しいのならついていきますが」
「...うーん...念のためついてきて欲しい..かな...」
「分かりました、では明日は学校に行くという事で...ところで私達の部屋はどうなっているのでしょうか?」
「それに関しては客室を貸し出そう、大切な客だからな!」
それはとってもありがたいな、ベスティアのお城で客人として部屋に泊まれるなんて普通ならあり得ないからね、友好的な人たちでよかった...
「ミツキはどうする...?」
「...私は自分の部屋があるから...問題は無いけど...邪魔じゃないなら行ってもいい?...」
「勿論!」
急遽始まるお泊り会...!私可愛いパジャマ持ってきていたかな、ミツキが部屋に来るのならもっと可愛い洋服持ってきたらよかった...!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます