私は告白をする!①

 私がルクロンに来てからあっという間に一週間が過ぎた 本当にあっという間だった 何をしたかと聞かれたら部屋でずっと考え事をしていたら一週間が経ったって感じだ 最初はせっかくルクロンに来てるんだしいろんな事をしようとか思っていたんだけど全然手を付けれない

 本を読んでいても気づいたら考え事しているしせっかく人目を気にせず歩けるんだと思っても気づいたら部屋でベッドの上で横になりながら考え事してる まぁ何を考えているかって聞かれたらこの前ママに言われた事なんだけど


 「はぁ...どうしよう...」


 ずっと天井を見ながらずっと同じことを考えている おかげで食事も全然喉を通らないや 学校を行くまでに気持ちを伝える...後3年とちょっとって考えたら凄い長いんだけどミツキさんに途中で飽きられる可能性もあるしそもそも諦めれらる可能性もある訳で...早めがいいのは分かっているんだけど、踏ん切りがつかないんだよね


 「...伝えないといけないのは分かっているんだけど」

 「...何を伝えないと行けないの?...」

 「にゃっ!?ミツキ!?」

 「...どうして驚くの?...ちゃんとノックしたよ?...」

 「そ、そう...全然聞こえなかった...」

 「...それで...何を誰に伝えないと行けないの?手伝おうか?...」

 「い、いや...自分の事だから...」

 「...そう?...後で皆にも伝えようと思ってるけど...私一年くらいベスティアに帰るね...」

 「なんで!?」

 「...親の説得しようと思ったら...直接顔を見せてからなんて言われたから...ついでに国で残してきたことやろうと思って...」

 「..そ、そう...」


 なんか急すぎて全然実感が沸かない ベスティア...私も付いていきたいけど許してくれるかな?


 「...念のため言っとくけどマルガは付いてきても楽しくないからね?...」

 「えっ...言っちゃだめ?」

 「...だめとは言わないけど...ソフィア様辺りが許してくれなさそう...それに学校に入る為の準備も必要でしょ?...」

 「そうだけど...まだ時間あるし...一年経ってもまだ二年ちょっとあるし...い、行けるよ!」

 「...一年っていうのは最低期間なの...もし長引いたらもっとかかるの...その間一人で待てる自信はある?...下手したら二年とか三年とかかかるよ?...」

 「えっ...そうなの?...」

 「...うん...だからルクロンで...待っててほしい...ちゃんと戻ってくるから...」

 「...わ、分かった...いつ行くの?」

 「...早めに行こうと思ってるから...明日か明後日かな?...」

 「だ、だったら...明日までに伝えたい事がある!...で..出る前に部屋に来て欲しい...」

 「...今じゃだめなの?...」

 「今はまだ決心がついてないから...明日までにはちゃんと伝えるから...!」

 「...そう...分かった...なら明日まで待ってる...」


 ついに言う約束をしてしまった 決心は全然ついてないけど明日までに言わないといけないんだけどちゃんと言えるかな でもちゃんと明日までに伝えるって約束してしまったから言わないといけないよね でもこんな約束したの迂闊だったかな 自分でもよく分からないや!


 「...じゃあ...また明日...」

 「あれ?ここで寝ないの?」

 「...準備とか...色々あるから...」

 「そう...うん、分かった」


 ミツキに準備がある様に私も明日の心の準備をしないといけない 前世を含めて人生初めての告白だけど...成功させるとは思ってないけど絶対にちゃんと言い切ってみせる!

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