私はママに詰問される!②
「ソフィア様お茶とお菓子です」
「ありがとうメリー、メリーも聞いて欲しいし座っていいわよ?」
「ではお言葉に甘えて」
「じゃあお話しようっか」
「...すっごい嫌なんですけど...気持ち的には一対三くらいの気持ちなんだけど」
「まぁマルガちゃんが私が聞きたい事にちゃんと答えれたら皆仲間になるよ♪」
「...じゃあどうぞ」
「ズバリ...!マルガちゃんは好きな人が居ますか!」
「えっ?」
「マルガちゃんは好きな人居ますか?学校とか言ってたんでしょ?それともマルガちゃん子供だしまだ早かったかしら?」
「い...居ないけど?」
「えぇ~マルガ本当に居ないの?」
「リーアは黙ってて!」
「...マルガ様?隠し事はバレますよ?」
「隠し事してない!」
こうやって大人達にいじめられるんだ! リーアは知ってるから黙ってて貰うとしてメリーとママには絶対にバレない様にする! なんなら逆に聞いてやる!
「マ、ママはパパとどうやって会ったの?」
「あら?露骨に話を変えるわね?聞きたいなら教えるけどそんな面白い話じゃないわよ?」
「と、とりあえずね?」
「そうねぇ...といっても私達は最初は家族同士で取り決められた婚約者だったから...今は幸せだし相思相愛だけど当時は違ったのよ?」
「...なんかドロドロしてそう?」
「そんなんじゃないわよ、ただお互いにあんまり興味が無くて結婚というかそういうのに乗り気じゃなかったわね」
「今はどうやってラブラブになったの?」
「お互いが思ってる事をただ喋っただけよ?そしたら偶々好みが被ってたりしてそっから喋るようになったわね」
「にゃるほど...」
「そんな事よりマルガちゃんよ、どうなの?好きな人居ないの?」
「だから居ないってばぁ」
「あら、そうなの?ミツキさんの事好きじゃないの?」
「にゃっ!?な、なにの事!?いきなり変な事言うのやめてよ!」
「割と図星っぽいわね...まぁ見ていて簡単に分かるんだけどね?」
「ですよね、マルガ様は見ていてわかりやすいです」
「うそ!?絶対嘘だよ!」
流石にそこまで分かりやすい訳じゃない もし分かりやすいならミツキにもバレてそうだし、バレて無いって事は分かりにくいって事だよ だからこれはかまをかけているんだね、私が引っかかる訳ないじゃない
「...バレてない」
「残念ながらバレてるわよ?ミツキさんが気づいてないのは鈍感とかっていうより先入観とかじゃないかしら?」
「ですねぇ、ミツキさんなら気づくはずなので気づいてないって事は何かしらが邪魔しているんだと思います」
「...そんな分かりやすいの?...」
「マルガは顔にも出るし態度にも出るわよ?」
「リーアにも言われた...」
「まぁ別にママは誰を好きになろうとあんまり止めはしないわよ」
「じゃあなんで私皆の前で暴露されたの・・・!」
「んー...さっき言ったけどママとパパがとっても仲良くなったのはちゃんと喋ったからなのよ、今のマルガちゃんとミツキさんはお互いが好きだけど変にすれ違いしてるからどっちかが諦めたら終わるわよ?」
「うぐ...それはリーアにも言われた...」
「そうね...マルガちゃんはこっちの学校に通おうと思ってるのよね?」
「まぁ...予定だけど...」
「だったら私としては学校に通うまでには取りあえず気持ちは伝えた方がいいと思うわよ?」
「それは...そうだけど...」
そんな簡単に言われても私としては難しいし 頑張らないといけないのは分かっているんだけど やっぱり難しい
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