私は帰省する!①
「お話はこれだけですよ~」
「..分かりました...」
「じゃあ教室に戻りましょうか~」
そのまま歩いて教室に戻る どうしようか悩むけど一人で決めてもだしとりあえずドロシーとメリーに相談して決めようかな この二人なら安心して相談できるしね
「ミツキさん、終わりましたよ~、今日はこのまま帰りますか?」
「...そうだね、マルガも悩んでるみたいだし...家に帰ってゆっくり考えさせる...」
「あれ...ミツキは話を聞いていたの?」
「...聞いてないけど大体想像できる、後はマルガがちょっと悩んでいるのも...だからドロシーとかに相談するんでしょ?...」
「そうだけど...」
「...だからまっすぐ帰ろう...」
「分かった」
ミツキと手を繋ぎながらまっすぐお家に帰る ヘルメスさんにも挨拶をしようと思ったんだけどあの人は今休憩室という場所で寝ているみたいだ もしかしたら最後かもしれないのに残念な気持ちになった けど考えてみたら卒業したミツキが学校に入れているから卒業した私が入っても特に問題は無いみたいだしいつでも会えるか なんて思いながらまっすぐ家に帰った
「ただいま...」
「はい、おかえりなさい、早かったわね?」
「うん、ノアに会って魔石を渡しただけだからね?」
「じゃあ私は出かけようかな...」
「あっ、ちょっとまって?メリーとドロシーにお話があるから」
「んー?分かったわ」
どうやって切り出そうかな と言ってもこう言われたけどどうしよっか?でいいか なんか難しく考えるよりそのまま伝えて一緒に考えればいいよね?
「はいはい、どうしましたマルガ様?」
「えーとね...今日学校行ったら明日から長期休みって言われてね...休みの間にルクロンに一回帰ってみようと思うの」
「いいんじゃない?ちょっと早いけどそろそろソフィア様も会いたいだろうし」
「それでね...もう一つ伝えたい事があってね?」
「うん」
「...先生に学校を卒業しないか聞かれたんだけど...どうしよう?」
「んー...マルガちゃんは今学校行ってて楽しい?殆ど行ってない様な状態だけど」
「...行ったら楽しいけどあんまり好きじゃない...魔法も勉強出来てないし」
「そうだねそうだね、じゃあ卒業しちゃってもいいと私は思うよ?」
「そうなのかなぁ...」
「まぁ悩むならルクロンに帰ってる間に沢山考えたらいいんじゃない?」
「...そうだね、うん...沢山悩んでみる...」
結局答えなんか決まらなかったけど殆ど私の中で答えは固まったようなものだ まぁゆっくりルクロンで考えてみて答えは出すけどね
「じゃあ明日までに準備して明後日には出ようか」
「...私はお留守番でもしようかな...」
「何言ってるの?ミツキも一緒に行くんだよ?」
「...本当にいいの?...」
「勿論!私のパパとママにちゃんと紹介するから!」
「...なるほど、試練になりそう...」
「?...とりあえずミツキは一緒に行くでしょ?」
「この家はどうしようかな...ちゃんと戸締りすればなんとかなるかな?」
「それでは、私が残っておきましょう、メリーとドロシー様も安心して帰省なさいませ」
「セバスがいいなら任せるけど...」
「じゃあ明日でちゃんと準備して明後日出発しよっか、私が馬車の手配とかはしとくからメリーは荷物とか移動の間で必要な物の準備をお願い」
「私とミツキはどうしたらいい?」
「うーん...軽く準備しておいて?...」
「...すごい適当...まぁ私はいつも通り過ごすけど...」
「うーん...明日適当に考えてみる」
とりあえず皆でルクロンに帰る事になった 明後日には帰る予定だけど私はこの時大事な事を忘れたまま結局帰るハメになったんだよね...
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