私は依頼を受ける!①

 学校長室へ向かいながら考える 学校側から私に対して直接の依頼って一体何があるんだろうか? 魔法関連だとは思うけど...一体何だろう? まぁ考えるより直接聞いた方がいいよね そう思いながら学校長室へノックする


 「入ってよいぞ」

 「失礼しまーす」

 「おや?どうしたのじゃマルガ?何か忘れ物か?」

 「学校からの依頼って言うのが気になって...内容を聞いてもいいですか?」

 「勿論じゃ、前向きに検討してくれるのはとってもありがたいからのぉ」

 「...」

 「内容はじゃな、人探しと物探しの二つがある、人探しの方はまぁ見つかったら知らせてくれるだけでよいのじゃが」

 「私が知ってる人ですか?」

 「いや知らんじゃろうな、関係はあるんじゃが...一応Sクラスに在籍しておるんじゃが...ほら、この学校に入る時わしがSクラスは5名おるって言ったじゃろ?」

 「...言ったような...言ってないような....」

 「とにかく5人おったんじゃが一人が休学して一か月前から投稿なんじゃが連絡が取れなくてなぁ、後で名前と特徴を教えるから見つけたらわしに知らせてくれ」

 「学校に来てくれとか言わなくていいんですか?」

 「それはわし達の仕事じゃから、わしからお願いすることは見つけたら教えてくれぐらいじゃな」

 「...なるほど...もう一つの物探しっていうのは?」

 「これはギルドマスターから聞いた話なんじゃが、マルガお主ギルドで薬草を大量に運んだそうじゃな?」

 「えっ...あ、はい...」

 「と言ってもわしがマルガと確信したのは銀髪の獣人という容姿を聞いたからじゃ、ギルドマスターが情報を漏洩した訳じゃないから安心してよいぞ?」

 「...その時の会話ってどんな感じか聞いてもいいですか?」

 「ん?勿論よいぞ...たしか...」


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 「そういえば聞いてくれノア」

 「なんじゃ?どうしたんじゃ?」

 「ギルドにな?恐ろしい天才が来たかもしれないんだ!」

 「ほう?」

 「まぁあんまり内容は言えないんだが...どうやら銀髪の獣人らしくてなかなり可愛いらしんだ、俺は実際に見た訳じゃないが」

 「ほほう...その子がどう天才なんじゃ?」

 「初めてのクエストでな?薬草採取をしたらしいんだが...今までであり得ない量を一気に持ってきたんだ、あの子は多分目がいいと思う、目が良いということは見つけるのが速い、視野が広いし、とにかくいい事づくめなのに訓練では得れない天性の才能の一つなんだ!」

 「なるほどのぉ」

 「期待の新人がうちにも来たんだ!」


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 「とまぁこんな感じじゃな」

 「うーん...うーん?」

 「あんまり納得いってない感じじゃな?」 

 「なんか褒められているのが少し違う所というか..いや多分だけどサラさんがちゃんと隠してくれたんだと思うけど...」

 「ほう?この話の中には本当とは違う真実があるんじゃな?」

 「まぁ...あるけど...内緒」

 「まぁそこはよい、マルガはその内緒の内容で物探しは出来るかの?」

 「...実物か...どんな物か分かるなら」

 「なるほどのぉ、探してほしい物は吸魔石じゃ、最近全然手に入らなくての」

 「...実物はある?」

 「まだ何個かあるからそれでいいかの?」

 「うん、大丈夫だよ?それくらいなら依頼も受けれると思う、どれくらい必要なの?」

 「取れるだけで構わないんじゃが..そうじゃな、長い目でいいから最低50個ぐらいは欲しいな」

 「...多い...?」

 「割と多いが最近市場にも出てこなくて困っててな、手に入れ次第渡してくれるとありがたいの」

 「分かった...それくらいなら...こういう指名依頼ってギルドからじゃなくていいの?」

 「勿論後でギルドを通して依頼書を作るからそこは安心してほしいのじゃ、報酬も多い方だおと思うから期待しといてくれ」

 「やった」


 最近お金を稼ぐ機会が沢山あるけど使う機会が全然無くてどうしよう...そうだ、今度ミツキさんとかドロシー誘って洋服買いに行こうかな? ミツキさんに沢山奢って貰ったままだから今度は私が奢ってあげようかな...!楽しみだ!

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