私は妖精魔法を使ってみる!①
妖精と契約も出来たし妖精魔法を使いたいんだけど...まず授業を受けないと行けない、どうしよう、ものすごくサボりたい...本当にどうしよう サボってお家に帰ってリーアと魔法の練習したい..ぐぬぬ...シルフィ先生に言ったら帰してくれるのかな? 帰してくれなそう
「何を悩んでるの?」
「妖精魔法...使ってみたいけど...学校の授業を受けないと行けない....どうしよう...」
「...受けてその後の練習すればいいじゃない」
「そうなんだけど...楽しみを後に持っていくの嫌い...」
「どうにかしてあげたいけど頑張りなさい、私は空間魔法の中から見とくから」
「.......はぁーい...」
結局ちゃんと授業を受ける以外に道は無さそうだ、そういえば図書館に入ってから割と長い時間経っている気がする、そろそろ先生が来る頃だし戻ろうかな
◆◇◆◇
「先生は悲しいですよ?」
「...ごめんなさい」
「謝るときは目を見て謝るんですよ~?マルガさんはもしかして授業が嫌いですか?」
「嫌いじゃないけど...図書館に行ったら気づいたら時間が過ぎてる...」
「最初からクラスにこればいいんですよ、なんで図書館に行くんですかー?」
「...本を読みたいから...」
「マルガちゃんさっきからずっとシルフィ先生に怒られているけど何したの?」
「...遅刻...いつも通り図書館に行って遅刻しただけ...」
「いつも通りだね!」
「あらあら~」
最近シルフィ先生が遅刻に対してすごく怒り始めている なんでだろう 私が悪いのは事実だけどそんなに怒らなくてもいいじゃないかなんて思ったり
「次遅刻したら宿題を増やして保護者に報告しますからね~」
「それは勘弁して欲しい、本当に」
「じゃあ遅刻しませんね?」
「...任せて欲しい」
「目を逸らしながら言われても信用出来ませんからね?」
「マルガちゃんって嘘付くのと隠し事するの絶対へたくそだよね!」
「...というか事実下手...」
「ミツキはなんでそんな事知っているのよ?」
「...言ってなかった?...私は今マルガと一緒に住んでるよ?」
「「...は?...」」
「ミツキさんはいつから住んでるんですか~?」
「...泊まった次の日から...」
「...へぇ...後でマルガに聞かないとね...」
「全然気づかなかった!」
席に戻ったらカエデさんとツバキさんに色々問い詰められた ミツキさんと住んで何処まで進んだとか 結婚はいつなのだとか 何処まで話が進んでいるの?まだ何処にも進んでいないし結婚する気もないよ? でも一番いやなのは意味深な視線でニヤニヤしているリウムさん!ドロシーと同じ視線でニヤニヤしないで欲しい!なんでか知らないけど腹立つ!
◆◇◆◇
「やっと授業終わった...今日はまっすぐ帰らないと?」
「...図書館寄らないの?...」
「うんっ、今日はまっすぐ帰って魔法の特訓!」
「..そう、私は用事があるから一人でも帰れる?...」
「...大丈夫だよ!迷わないから」
「...じゃあお願いね...」
どうやらミツキさんは用事があるみたいだけどどんな用事なんだろう? 聞こうと思ったけど聞く前にミツキさんは教室を出て行った
「...むぅ...」
「マルガちゃん?嫉妬してるの?」
「...私が?何に?」
「かまってくれないミツキに」
「嫉妬じゃないよ?なんで用事の内容教えてくれないか気になってるだけだよ?」
「ふーん?」
私には私の用事があるのだ!明らかに弄る為に来たカエデさんから逃げつつお家へと帰る 隣にドロシーとか居たら安全でしょ なんて思いつつ
「ただいまぁ」
「おかえり、今日は早いんだね?」
「うん、今日はお庭でやりたい事があるから」
「...破壊行為はだめだからね?」
「魔法の練習だよ!破壊じゃないよ!」
「更地もだめだからね?..しょうがない私も付き合うか」
「ドロシーが居てくれるのはありがたいけど...そんな嫌々ならいいよ?」
「面倒くさいと思えばめんどうだけど庭が無くなるよりはいいかなぁ?」
「...別にそんな事しないのに...」
何処まで私の魔法に対する信頼が無くなっているのだろうか?簡単に更地になんかできないのに...でもリーアが頑張ったら更地に出来るのかな?ちょっと気になるけどやめておこう、出来るって言われて実戦に移そうとしたら止めれる気がしないからね
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