私は神話を知る!

「そうねぇ..むかしむかしこの世界には4人の神様が居ました、最初の神様がこの世界を作り4つの種族を作りました、そして3人に神の力を与えました、与えられた一人は剣を極め剣神と呼ばれ皆からは尊敬されていました、また一人は魔法を極め魔法神と呼ばれましたが魔法神は皆から恐れられました、また一人は獣人族でしたが神の力を得た事によって獣神となり、とある戦争の時に命懸けで獣人族を守ったそうです」

 「最初の神様ってどんな神様?」

 「ちゃんと話しますよ、最初の神様...確か原初の神ということで原神と呼ばれていたはずです、原神は最初は特に何もしない神様だったらしいです、傍観者ですね。」

 「ふんふん」

 「ただそこで何かがあったのかは分からないのですが次第に発展していく世界を見て傍観者だった原神は欲が出てきたそうです、この世界を支配したいと、そこで3人の神様は協力してこの原神を止めようとします、ですが最初の神様は3人の神の力を与えるくらいには圧倒的は強さを持っています、3人の神様は原神を倒そうとしましたが封印するのが精一杯でした。」

 「それ以降原神は誰にも分からない場所に封印され3人の神様は同じことを考える種族が出ないように世界を監視すると共に世界が終わるまで、もしくは原神が朽ちるまで封印を監視している...らしいです」

 「...なるほどぉ?...」

 「まぁ封印されてから原神と呼ばれる事も無くなり邪神と呼ばれるようになったらしいです、多分これが一番古く有名な神話です」

 「...邪神かぁ...」


 そういえば私が鑑定魔法で自分のステータスを見たとき今聞いた名前のうち2人の神様の加護貰ってたなぁ...魔法神と獣神の加護、でも邪神にも目を付けられていた記憶が...やめよう、考えない方がいい時もあるもんね


 「その後邪神はずっち封印されてましたが瘴気が溢れてその瘴気が形づくりある生き物になりました、その生き物は邪神の瘴気から生まれたので大変邪悪でした、見た目は人族だったらしいのですがその体には狐の耳と九尾の尻尾があったそうです」

 「うん?」

 「その九尾の娘は世界を壊してやろうと力を蓄え3人の神様達を見つけ挑んだそうです、そこで返り討ちに合い命からがら逃げだせたそうです、そして現在までその姿を隠しながらまた世界を壊す為に何かを企んでいるそうです」

 「...九尾...ふぬぬ?...」

 「ただ九尾の娘が世界を壊そうと考えているように世界を守ろうとしているの生物も居るんです、それが妖精ですね」

 「混乱してきた...」

 「じゃあ妖精の話で最後にしましょうか、妖精は人達に見られないように生きています、ですが稀に妖精に気に入られ加護を貰える者が居たり姿を現して契約してくれる妖精も居るらしいです」


 そろそろ頭がパンクしそうだ しかも今聞いた話で私の称号に関わってない人物が一人しかいないのが更に私の頭を苦しめている 剣神以外は私の称号に名を連ねているんだけど...しかも九尾ってあれだよね?私の事を転生させてくれた人だよね?..あの人邪神から生まれた人なのかー だめだ頭がこんがらがってきた


 「とまぁ昔の神話とその神話から生まれた九尾の話でしたっ」

 「...頭が...」

 「まぁ伝わってるだけでこれが事実かどうかは知らないけどね?」

 「...ありがとございました」

 「...ありがとうね?シスター...」

 「いえいえこんな話でいいならいくらでも話せますよ~、たださっきも言いましたが神話なので諸説ありますよ」

 「うん、面白い話をありがとっ」


 まぁ諸説あるっていうし多分違うだろうね 巫女服着てたし別の神様かな? 真相は闇の中...神様とお話出来たらいいのになぁ なんて思ったり


 「..じゃあ帰ろっか?マルガ..」

 「分かった...疲れたなぁ」


 今日の探索はこれで終了 明日からまた学校だけど神話に関して気になるしまた図書館に行って調べてみようかな お昼休みを使えば多分調べられるでしょ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る