私は鑑定魔法を使う!

鑑定結果が出たと思ったら恐ろしい事になってた...本当に訳が分からない...どうしよう 取りあえずこの事は秘密にして後でドロシーに聞いてみようかな


 「...どうだった?...」

 「...まぁ、まぁ普通だったよ」

 「...ちゃんと目を見て...はい、もういっかい...」

 「........ふ、普通だったよ...」

 「...そう、普通じゃなかったのね、どうだった?」


 目を見て嘘を言える人って何かしたらの才能があるんじゃないかって思うよね 私は目を逸らしたりそもそもどもったりしちゃうから嘘をついたり秘密ができないと思う


 「と、取りあえず実験しようかな」

 「..私にやってみる?..」

 「...取りあえず...やってみる!」

 「..わかった..」

 「..鑑定!..」


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 名前:ミツキ 種族:獣人 年齢:15 状態:魅了

 体力: 231 魔力: 325


 魔法一覧

・火属性魔法 Lv7 ・風属性魔法 Lv2

・水属性魔法 Lv1 ・回復魔法 Lv2


 称号

・九尾の加護 ・王妃候補 ・火の妖精の加護 ・神子の夫(予定)

--------------------------------------------


 「...んんぅ?」

 「...なんかその魔法受けた時体がぞわっとした...魔力を感じた?...」

 「...見てはいけないものをたくさん見てしまった気がする...ぐぬぅ..」

 「取りあえずこっそりはできないかな?」

 「...後でドロシーに試したくない...」

 「..まぁやるって言っちゃったから、やらないと..」

 「見てはいけない物見ちゃう気がするぅ!」


 というかなんだ状態魅了って もしかしなくても私なんだろうけど...! 火属性魔法高いし...王妃候補って所に関わっちゃいけない部分感じるし...!夫(予定)って何よ!神子ってどう考えても私じゃん!


 「...取りあえずドロシーにも試す..取りあえず..」

 「...じゃあ呼んでくる...」


        ◆◇◆◇


 「本当に新しい魔法出来たの?」

 「...出来たけど、非常に使いたくない...」

 「取りあえず試してみなよ、私は大丈夫だから..」

 「...実験は大事だもんね...うん..行くよ?..鑑定!」


--------------------------------------------

 名前:ドロシー・クリエテッド 種族:魔族 年齢:この情報は見れません 状態:良好

体力:400 魔力:2321


魔法一覧

・この情報は見れません


 称号

・この情報は見れません

--------------------------------------------


 「あれ?」

 「ん?..この感じ魔力探知と似てるなぁ...もしかして見れなかったでしょ?」

 「そうだけど..何かしてたの?」

 「ごめんねぇ、こういう系の魔法は基本的にジャミングしちゃうからもしかしたら完全には見れなかったかもね」

 「...ドロシーって魔族なの?..」

 「あれ?言ってなかったっけ?」

 「この魔法は自分以外禁止にしよ...なんか見たくない情報とか見れる...」

 「どんな情報が見れるの?」

 「名前と種族と体力と魔力!後使える魔法かな?」

 「...なにそれ...戦闘の時便利...」

 「戦闘とか情報収集の時は使えるね、相手の苦手な魔法を調べたりとか今疲れてるとか魔力が少ないとかが分かるだけでもすっごい便利だからね」

 「...親しい人に使うのはやめます...」

 「それは個人の自由だね、ただ使われた側も分かるからそれだけは注意かな?」

 「..わかった...」


 鑑定魔法を使ってみて分かった事はまず世の中には知らない方が幸せの情報もあるって事と便利すぎる物も考え物って事だね

 もしかしたらこの世界だと神様とコミュニケーションが取れるかもしれないし図書館で神話関係とか探してみようかな?


 なんて思いながら今日は魔法の勉強を終えた 明日は街の散策に出るぞ!!

 

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