私は朝チュンを迎える!
パチリと目を開けると...目の前にとっても美人の狐さんがちゃんと目を覚まして私の事を見ていた
「....おはよう...」
「....ん?...あれ?...」
「..昨日はすごかったね...いい夢見れた...?」
「...現在進行形で夢を見ているみたいです...なんでミツキさんが?...というか昨日何があったんですか!?」
「...お泊りしただけだよ?...まぁ私がマルガの寝顔見つめていたら朝になったけど...?」
「おはようございます!...がるぅ...恥ずかしい...」
「あ、やっと起きたわね、マルガちゃん朝ごはん出来てるからさっさと支度しなさい..」
「...学校か...嫌だな...」
「あっ、ミツキは後で話があるから私の部屋か普通に居間に来なさい」
「...なに?」
「まぁまぁ」
何の話だろう すっごい気になるけど昨日の件があるから迂闊に足を踏み入れたくない あー、でもすっごい気になる 取り合えず支度してから話に入れそうだったら入り込もう そう思いながら体に浄化魔法をかけて着替えにいく 朝はお風呂に入らなくてもいいからね
「...それで話って何?...結婚は出来るだけ応援の方向だとありがたいけど...」
「それに関してはマルガちゃんと相談して頂戴、多分最大の難関は親だから...それで話って言うのは...貴方一人暮らし?」
「...そうだけど?」
「...変な言い回しが出来ないからダイレクトに聞くわね、この家に住まない?」
「...一応詳しく...」
「一つはマルガちゃんの通学の時の護衛込みね、流石に私が毎日行くのはきついわ、肉体的に」
「そんな事言ってますけどドロシー様は朝起きるのが苦手なだけですよね」
「そうとも言うわね!」
「...他には?」
「もう一個は手助け、更に言うとマルガに好意を持ってる人間を手放したくない、最後に監視ね!」
「....まぁ私としては..メリットしかないけど..近くなるし...何よりマルガと暮らせるし...」
「そして..最大のメリットは...家賃は無料です!」
「...なんで?...そこに関しては意味が分からない...?」
「まぁ子供からお金を貰わなくても大丈夫だからっていうのとマルガの護衛って事で私達に雇われると思いなさい、住み込みで」
「...なるほど...私にとってメリットしかない...分かった、この話受ける...ただ皆に話しても大丈夫?」
「特に問題は無いわよ」
「...分かった...」
「...ふわぁ...くそう...話終わったのか...何の話か聞きたかったんだけど...」
「....マルガには秘密の方向でいい?...」
「気づくまで放置でいいわよ」
いったい何の話をしたのだろうか 私に秘密の方向って私に関しての話じゃん ぐぬぬ...ミツキさんとドロシーが私に関しての秘密とか怖くて聞きたくなくなってきた...私も私が気づくまで放置でいいだろう
「学校行きたくないなぁ」
「そう?私が学校が楽しいけど(昨日から)」
「...ふむ?...まぁ..いっか...行かないと行けないし」
「はいはい、ご飯食べたらさっさと行きなさい」
「...ミツキさん行こ?」
「..かふっ...私明日から生きていけるかなぁ?...」
「?」
「気にしないで...さぁ行きましょ」
ミツキさんと一緒に歩くとミツキさんは自然に私の手を取って歩き始めた...これが出来る女...恐ろしい
ただ友達と一緒に歩く学校への道は不思議と嫌じゃなかった 出来る事なら毎日歩ければいいのにな
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