私はクラスメイトになる!
「制服は今渡すからそこの更衣室で着替えて貰ってもよいか?」
「いいけど...ドロシー?手伝って?」
「いいの?可愛いマルガちゃんが目の前に居て我慢できないかもしれないけど?」
「...ノアに頼むしかないのかなぁ...」
「ノアに任せるくらいなら私が!」
「なんでもいいからさっさと着ておくれ...教室に案内して朝のHR(ホームルーム)に間に合わせないといけないからなぁ」
「...分かった...」
ノアから制服を貰う、幼児用だからそんなにデザイン可愛くないと思ったら高校の制服を小さくしたみたいな感じで黒を基調とした色に白のラインが入っている 銀髪と紅い目がはえるなぁ... ちょっと嬉しいかも
「やば...マルガちゃん可愛すぎ...これが最後の景色でも構わないわ...」
「...変態...明日からメリーにお願いしようかな?」
「冗談だよマルガちゃん..お願いだからドン引きしないで?」
これから毎日これを着るのか...スカート短く感じてしまう...なんで女の人ってこういう短いスカートで平気なんだろうな、防御力低すぎない?
「そろそろよいか?」
「もう満足したからいいわよ、じゃあ私は家に戻るわよ?」
「帰る時にドロシー待っておけばいい?」
「そうね、帰る時間ぐらいに迎えに行くわ」
「分かった、ばいばいー」
そう言いながらドロシーはドアを少しおおざっぱに開けて帰っていった 今から一人...が、頑張らないと...
「それじゃあ教室に案内するぞ?他の場所に関しては..そうじゃなぁ...お昼休みにでも案内してもらいなさい?」
「友達作れなかったらどうするの...どうしよう...」
「何とかなるじゃろ、出来なかったら先生にでも案内して貰いなさい?」
「....がんばる!」
「それじゃあ行くぞ?、教室は3階にまとめてあるからなぁ」
「はーい...ふぅ...」
学校長室を出てゆっくりと階段を登る どうやらSクラスは一番奥らしい 一番手前だったらどんなに楽か... ちくせう
「じゃあ儂が先生に話を付けてくるから外で少し待ってなさい」
「分かった」
「...失礼するぞ、シルフィ先生、例の子を連れてきましたぞい」
「あー、あの子来たんですかー?ちょうどHRを始めようと思ってたので助かりますー」
「今は外に待たせているので後は任せましたぞ」
「分かりましたー、みんな?ちょっと待っててね?」
ノアともう一人女の先生が来た、この人がこのクラスの担任なのかな? 身長は150cmあるかなぁ?...長い緑の髪に尖がった耳 この人がエルフかな?初めて見た
「初めましてマルガさん、私はSクラスの担任をしているシルフィよ、シルフィ先生とか先生って呼んでくれたらうれしいな」
「は、初めまして...マルガって...いいます」
「本当に3歳でSクラス...すごいねぇ..ちょっと撫でてみていい?」
「えっ..いいですけど...?」
「わっ..髪の毛ふわふわで触り心地もいいねー」
「んんぅ...」
この先生、シルフィ先生は撫で方がとっても優しくて気持ちいい 癖になってしまいそう ふへへ
「ずっと撫でていたいけど早く教室に案内しないと行けないからね?」
「げっ...は、はい」
「じゃあ私が入って名前を読んだら教室に入ってきてね?」
「分かりました...」
そういいながらシルフィ先生は教室に入ってしまった ぐぬぬ...このまま逃げ出したい...どうしよう、入った瞬間冷ややかな視線を浴びせられたら...い、いや大丈夫大丈夫...きっと大丈夫 行ける行ける
「それじゃマルガさん、入って頂戴ー」
「は、はいっ...」
中に入ると好奇の視線が刺さる 多分年齢とか銀髪なのが目立っているんだろう とにかく頑張らないと...!
「は、初めまして..マルガっていいまひゅっ...~っ!」
噛んでしまった 噛んだ瞬間数名しか居ないクラスから笑う声や可愛い等という声が聞こえてきた やめろ!恥ずかしんだぞ!
「はい、という訳で今日からマルガさんがうちのクラスに入る事になりました~、皆はちゃんとマルガさんを助けてくださいねー?」
「勿論です!」
「可愛い~、マルガちゃん可愛い~」
「........」
元気に挨拶したのは黒髪で長い髪の女の子 ノアの事をボケたとか言ってるのは金髪で少し整った顔の男の子 私の事を可愛い可愛い言いながらよだれを垂らしてるのが茶髪ですごいスポーツ系!って感じの女の子 そして最後に私のことをすっごい見ている女の子が居る
その子は金髪で頭に可愛い狐の耳とお尻に狐の尻尾が付いている 二回目に見る獣人だけど綺麗な人だ ただその綺麗な人にとってもガン見されている 何かしたっけ?
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