宇宙人に読ませたいライトノベル【絵文字描写あり】

 読者が見たものが全てである。深みのある話は全くない。

 と、身もふたもなく終わらせようとも思ったが、せっかくなのでウラ話をひねり出すことにしよう。


   ◇


 カクヨムで絵文字が使えると知ったのは、今回の匿名コン開催中である。またこういうしょうもない事に気づかせてしまうから、中途半端なネタ作品が生まれてしまうのだ(ひとごとのような発言)。

 冒頭トラックにはねられる、はもはや異世界転生テンプレとなっているらしいので、これを早速絵文字で表現してみる事にした。ところがTwitterで似た表現をしている方を見つけてしまい、自分は焦った。焦ったが、作るのをやめようとは思わなかった。何とか、絵文字と記号で内容のわかる物語的なものをつくりたい。そう思ってしまったのだから仕方ない。

 最初は素直に転生させる予定だったのだが、転生させた物語を作ろうとすると絵文字では限界がある事を知った。文字は偉大である。詳細を書きたいだけ書く事が出来るのだから。

 とにかく、転生路線は諦めて話を作る事にしたのだが、ここであるアイディアが閃く。即ち、「全然関係ない物語を複数作って無理やりくっつけちゃえ」作戦である。くっつけた後は、各章のタイトルで経過がなんとなくわかるよう表現する事にした。

 最初から流れなどないところに無理やり話の流れを付与したのだ。話の展開が「読者置いてけぼり」になるのは当然の帰結といえよう。ギャグ系だから許される行為かもしれない(許されていないというツッコミをしたそこのあなた。あなたは正しい)。


   ◇


 ノフ○を最初に見たのは、某動画内でコメントできる動画投稿サイトだった。水に浮かんだ人間を表現しているのだと知った時の驚きは忘れられない。最初に考えた人すごい。


   ◇


 石の三分割は書いてて思いついた。石の絵文字がないのだから、爆発で割れた石の絵があるわけがない。そこで漢字のまま分割して割れたことを表現する事にした。ノの破片はかなり無理やりである。


   ◇


 「神奈川沖浪裏」の下りは、🌊の絵文字を見て思いついた。聞くところによると、葛飾北斎は本当に波をひたすら見てその形状を絵にしたらしい。本当ならすごい事だと思う。カメラもない時代に、波の先が割れて飛沫をあげる一瞬を目だけで捉えていたって事なのだから。


   ◇


 このようなネタ作品でしたが、♡や応援コメントをくださった皆さん、ありがとうございます。

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