第6話
まず、食べ物がいらない。
あれだけ走ったけど、やっぱりお腹も空かないし、喉も乾かない。
だから食べ物を探す必要がない。
普通に考えたらおかしいんだろうけど、この期に及んでそんなことは言ってられない。
でもこれは本当に良かった。
見たことがないものばかりで、どれを食べたらいいか分からなかったから。
次に、モンスター。
声も聞こえないし、この近くにはまだいないみたいだ。
でも、いつ現れるか分からないので、なにか対策を考えよう。
逃げ回っているだけじゃ、いつか限界がくる。
腹をくくろう。
こうなったら戦わなくちゃ。
何か武器になりそうなものはないか。
罠を仕掛けようか。
いろいろ考えていると、不意に眠くなった。
あれだけ走った疲れが出たのだろうか。
どうしようかな。
周りにモンスターはいないみたいだから、ちょっと怖いけど、少し眠ろうかな。
どうか無事に起きることができますように。
そうやってツバサは眠りについた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます