第5話
あのウサギもどきやドラゴンへの恐怖で寝られなかった。
でも、不思議と体調はいいみたいだ。
この世界では睡眠をとらなくてもいいのか?
そういえば、あれから何にも食べてないし、何にも飲んでないけど、平気だ。
この世界がゲームの世界?だからなのか。
まぁ、とりあえずそれは置いておこう。
それに、もしそうだったらありがたい。
あんなのがいる中で何を食べたらいいのか分からないし。
植物も知らないやつばっかだし。
下手に食べて体調壊したら、
それこそあいつらの格好の餌食だし。
その前に植物に毒があるかもしれないし。
わざわざそんなものを食べる必要もない。
周りに気をつけながら歩いていると、少し広いところに出た。
ここなら周りもよく見渡せるし、ちょっとここに休憩しよう。
不思議と体力的な疲れはないけど、
精神的な疲れがひどかった。
無理もない。
いつ自分が襲われるかもしれないという不安や恐怖などが常にツバサにのしかかっていた
からだ。
ここなら少し安心できそうだ。
ツバサはこれからについて考えることにした。
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