第1話 大波乱の再婚話 上

僕は、家に帰って、僕は、冷えた体を温めるため、風呂に入りながら、友人に電話をかけていた。

「それは、とても難しい恋かもね。」

「どうして?何が無理なのか教えろよ。聴いてやろう、イケメンくん!」

「僕をイケメンって呼んでる時点で、おかしいんだよ。ちゃんと名前で呼んでみなよ!」

「わかったよ、氷雨!でいいのかな?」

「まあ、僕の親友が、そこまで頼って来てくれるなら、本気で答えなきゃだよね。」

こいつ本当ウゼー。

「じゃあ、どうしたらいいんだよ。俺は、今後。」

「そうだねー.......、試しに、告白?」

「バカ、それは、おかしいよ。最低でも、早いって。」

「でも、善は急げ!て言うし、行ってこれば、いいじゃん?」

「僕に同意を求めるな。あー、そろそろ上せてきた。じゃあ、またな、イケメンくん!今後ともよろしく。」

「うん。また明日。頑張れよ、主人公。あ、フラグは、間違っても、回収するなよ!」

どういう意味だよ。

そして、僕は、電話をきり、風呂を出た。


風呂を出たあと、リビングで、冷たいお茶を飲んでると、母さんが、帰ってきた。

「ただいま、裕太。」

「おかえり、母さん。今日は、早かったね。何かあったの?」

「お母さんね、再婚しようと思うの。」

「うん?」

「それで、相手さんが、今から、うちに来るって、さっき電話があったから、裕太も、適当にちゃんとした服に着替えておいて。」

ちょっと待てーーー、母さん、何も説明受けてないぜ。再婚とか!

「母さん、ちょっと、説明を求める!」

「説明も何も、言った通りの意味よ。わかったなら、早く着替えなさい。」

なるほど、そういうことか。ともかく、今は、着替えるのが先だ。ちゃんとした服なんて、あんまり、というか、持ってない。とりあえず、制服でいいか。


制服に着替えた僕は、また、リビングに向かい、スマホの通知を確認して、ゲームを始めてしまっていた。

10分くらい経って、インターフォンのチャイムがなった。

「はい、どちら様で.......。」

ドアを開けると、ヤクザかマフィアのどちらかに、入っていそうな顔つきの男性が、たっていた。

「こちらのお宅は、冴河宅でよろしかったでしょうか。」

「はい、合ってます。こんな所でもなんですし、ど、どうぞ中に入ってください。」

「では、失礼致します。」

そう言うと、玄関に入ってもらった。その時、1度あったことのある女の子が、一緒に入ってきた。

2人をリビングに案内し、お茶を出して、母さんを呼びに母さんの部屋に向かった。

「母さん、ヤクザに嫁入りするの?」

少し強めの口調で、問いかけた。

「何言ってるの、嵐さんは、ヤクザなんかじゃないわよ。」

だよな、さすがの母さんでも、ヤクザは無理か。

「ゴメン、人を見た目で判断してしまった。ところで、もう二人とも来て、リビングで、待ってもらってるから。」

「嘘、すぐ行くから、2人と何か話していて、今後のためにも。」

「なんだよ、それ。」

そう言いながら、僕は、母さんの部屋を出て、2人のいる、リビングに向かった。


「すみません、もう少ししたら来ると思います。」

「そうか、では、自己紹介をしておこう。私は、雨沢 あまさわ あらしという者だ。そして、こちらが.......。」

「雨沢 雪乃です。初めまして。」

「は、初めまして。冴河 裕太と申します。母がお世話になっています。」

「よろしくな、裕太君。で、私の呼び方だが、無理に、お義父さんと、呼ばなくても構わない。君の父親とは、面識は、あるし、何かあったら、頼まれている。」

「こちらこそ、嵐さん。嵐さんは、お仕事は、何をやっているのでしょうか。」

「私は、刑事をやっている。雪乃は、君と同じ学校に通っているのだよ。」

「はあ。あの、うちの母と結婚なさると伺ったのですが、もう、籍とか入れられているのですか。」

「いや、まだ入れてない。だが、結婚しても、姓を変えないことにしてあるから、そこは、心配しなくてもらって結構だよ。」

心配は、そこでは、無いのだが.......。

「お父さん、私、裕太くんと、二人で話したい。」

なんですって!?

「いいんじゃないか?裕太君、少し娘と、話してはくれていだろうか。」

「わかりました。場所は.......。」

「裕太くんの、部屋でどう。ダメかな?」

上目遣いはずるい。ヤバい、惚れちゃいそう。まあ、もう、惚れてんだけど。

「わかりました。僕の部屋に行きましょうか。」

僕は、先輩を僕の部屋に案内した。

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