【ササキ戦記】12 【インディアナポリスを沈めよ】

ササキ戦記十二話 【インディアナポリスを沈めよ】


帝国海軍諜報部より、機密文書がササキに届けられた。

ササキ「何故、私にこれが?」


【貴艦隊の航路上に米海軍インディアナポリスが接近する模様。当該敵艦は新型爆弾運搬任務に従事中と認む。】


アラズ参謀「本国より入電です‼️該当艦を迎撃、これを撃沈せよ。であります‼️」

ササキ「上は簡単に言うな~💢」

アラズ参謀「全くです💢」


ササキ艦隊はマリアナ諸島に向かう途中、本当に《インディアナポリス》に遭遇した‼️


この時、《インディアナポリス》に護衛空母が多数随伴していたなら、撃沈どころかササキ艦隊が全滅していただろう。


《インディアナポリス》は単艦行動をしていたのである‼️


ササキ「舐めくさりおって💢合戦準備‼️」

アラズ参謀「総員合戦準備‼️」


《インディアナポリス》は最大戦速による離脱を始めている。


『大和』が主砲を放つ直前に、《インディアナポリス》は轟沈した。


ミヤモトの『武蔵』による一撃であった。


アラズ参謀「『武蔵』より入電【キカンタイヲシエンス】であります‼️」

ササキ「支援どころか手柄は全て『武蔵』にいかれたな」

アラズ参謀「『武蔵』の艦長はミヤモトです‼️」

ササキ「ミヤモト、か」


《インディアナポリス》が運搬していた新型爆弾は海中に没した。

この結果がササキ艦隊の運命を左右することになるのである。


ササキ艦隊はマリアナ諸島沖に到着した。


(つづく)

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